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第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 ／ haruto

「全部挿入った･･･」


無事奥まで挿入って息をついた。
身動きするのも危険なくらい俺はギリギリだったけど、みなみと繋がり一つになれたことが嬉しかった。
手は未だに握ったままで、喜びから深いキスを求め合う。


「みなみもう処女じゃないの？」


「うん･･･痛くない？」


「痛くない･･･でも遥斗が･･･凄く苦しそう」


みなみのナカは絶えず蠢めいていて、みなみの言うように我慢するのが凄く苦しい。
でも一秒でも長く繋がりたいから歯をくいしばるように耐えていた。



「これからどうするの？」


「･･･動いていい？」


みなみが頷いたのを確認してゆっくりと動き出す。
でも止まっていてもギリギリなのが動いたりしたら我慢できるわけはなく･･･


「―――ｯｯ！！」


「俺」が力強く精を吐く。
こんなに出るのかと自分でも驚くくらいの欲望が吐き出された。


「ごめん･･･」


「何で？」


「すげー早かったから･･･」


「そうなの？」


「ん･･･」


いそいそ片付ける俺をみなみが見ている。
ゴミを捨て、みなみを拭いてやろうとするとものすごく抵抗された。


「いい！自分でやるから！」


「ダメ、ほら大人しく！」


押さえ込んで拭いてやると変な気分になってくる。
イタズラを交えながらのこの行為に「俺」はもう完全復活で、みなみも全然綺麗にならなくて･･･



「あっ･･･あんっ」


「みなみ･･･みなみ･･･」



初めてなのに二回戦突入。
二回目の余裕とみなみの様子で少しずつ自分のペースに持って行ったら結局夢中で腰を振っていた。
みなみもそれなりに感じてくれて、深い場所にまた欲望を吐き出して･･･


「･･･ドクドクしてる」


「うん」


「気持ち･･･良かった？」


「･･･うん」



今までの比じゃないくらい気持ち良かった。
身体はもちろん心までもが気持ちいい。
みなみと結ばれて更に好きになったと言ったら･･･みなみはどう思うだろうか･･･



腕枕してそんなことを考えていたらいつの間にか眠っていた。