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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
―――それから春休みの間は猿並にヤった。
初体験から感じていたみなみが深い絶頂を知るまで時間はかからなかった。


四月になり、俺は大学生になり・・・
高校時代とはまた違う忙しさに追われていたけど、できる限りみなみとの時間は作っていた。
会えばヤって、一日ウチにいる時はそれこそ一日中ヤって・・・
俺はみなみに、みなみのナカに夢中だった。
そして女の悦びを知ったみなみは色を帯び、更に綺麗になってしまって俺がどれだけ心配したか分からない。


特に修学旅行に行く時の心配は尋常じゃなかった。
心配し過ぎておかしくなるかと思った。


自分の悪行まみれの修学旅行を思うと何も手につかず、今すぐにでも駆けつけたいと思い続けて五日間。
六日ぶりに会ったみなみもずっと俺に会いたかったと・・・
俺の気が変わってしまったんじゃないか心配だったと・・・
北海道土産を放り出して何度も愛し合ったのは言うまでもない。


みなみと知り合って一年が過ぎ、季節は夏に変わっていく。
夏休み、午前中からみなみがウチに来て一緒に過ごし門限に合わせて送りながら俺がバイトや飲み会に行く、そんな毎日を送っていた。


大輔に誘われて入ったサークルはチャラいもので、活動内容ほぼ飲み会。
あとは皆で出掛けたりスポーツしたり・・・
とにかくユルいサークルだったから適当に出て適当にサボった。



「遥斗、花火大会はサークルで?」


「行かない・・・みなみと行く」


ファーストフードで涼みながらダラダラ過ごす俺とみなみ。
タンクトップにスカートという無防備な格好はあらゆる部分が隙だらけ。
その隙を他の男の目から守るように・・・外出時の俺は結構忙しい。


「いいの?」


「いいの」


「ふーん・・・」


ガシャガシャ氷をかき回すみなみと話していると噂をすればナントヤラ、声を掛けられた。


「遥斗くーん」


「あ・・・」


それはサークルの女の先輩。
真琴さんと日和さんという先輩だ。


この人たちは露出度の高い服を好む。
今日だって真琴さんは街中なのにビキニ姿にパーカーを羽織り、ショートパンツのファスナーも全開開けてビキニのショーツを見せている。
日和さんは日和さんで黒いブラも身体の線もスケスケで、浅いジーンズを纏う腰にはTバックの紐がバッチリ見えて生々しい。
ついでに尻の谷間も見えてて生々しい。

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