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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
それから二週間、今日は約束してた花火大会の日。
結局みなみの家の近くで待ち合わせた。


浴衣のみなみは今年も綺麗で、そして去年より色っぽく見える。
今年も浴衣姿に射抜かれて、でも去年の俺と違うのは・・・


「みなみ・・・すげー綺麗」


「・・・本当?」


「本当!このままウチに連れて帰って脱がせたいくらい綺麗だよ」



・・・素直すぎるくらい素直というとこだろうか。


「せっかく着たのに脱がせちゃダメだよ」


「分かってる、脱いだら着れないだろ?」


「着れるけど・・・今日もこれ自分で着たんだよ」


「・・・マジで?」


「うん、お婆ちゃんに教わったからみなみ浴衣は着れるの」


そう言っていつも通り手を繋ぐ俺たちだけど・・・
ヤバイ、ムラムラする・・・


夏の暑さとか湿度の高い空気とか、花火大会の非日常的な雰囲気とか・・・浴衣姿のみなみとかに性欲がビンビン刺激される。


でも・・・


「遥斗、今年はりんご飴食べようね!」


「うん」


「またジャンケンでたこ焼き賭ける?」


「いや、今年は普通に俺が奢る」


「じゃあみなみがりんご飴買ってあげるね」


俺をムラムラさせる当人は全くムラムラした様子がないから困るんだよな・・・


それからたこ焼きを買って去年と同じ場所で食べて、今年は打ち上げ場所から離れた場所で見ようと言うとみなみは間近で見たいと言う。


仕方ないから人波に揉まれて会場に着くと・・・


「あーっ!遥斗!!」


名前を叫ばれ凄く嫌な予感がした。
恐る恐る振り向くとサークルの人たちがシートを広げ、宴会準備をしている最中だった。


「・・・こんばんは」


「付き合いの悪い遥斗だ!ちょっと来いよ!」


行きたくないけど呼ばれたから仕方なく先輩の所に。


「何ですか」


「何ですかじゃねーよ!一緒に花火見るんだよ!」


「いや、彼女居るんで今日は・・・」


やんわり断わると先日会った真琴さんがみなみを呼ぶ。


「みなみちゃーん、おいで」


「ちょっ!勝手に・・・!」


みなみは微妙な顔で、でも仕方なく呼ばれるままこちらへ。


「この子遥斗くんの彼女のみなみちゃんでーす」


勝手に真琴さんが先輩にみなみを紹介する。


「・・・可愛いな」


みなみを見た先輩の声がマジなのが凄く嫌だった。



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