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short story
第12章 遥斗先輩とみなみちゃん 中編 / haruto
「みなみちゃん・・・だっけ?」


「はい」


「俺、原田です」


俺そっちのけで先輩はみなみと距離を詰めた。


「良かったら一緒に花火見ない?」


「でも・・・」


チラっとみなみが俺を見る。


「人数多い方が楽しいから!さあ!!」


先輩はみなみの背中を押してシートの真ん中に座らせた。


「原田さん、やっぱ今日は・・・」


「みなみちゃんは何飲む?カクテル系?」


俺のことは完全無視で先輩はみなみを囲ってる。
俺のみなみに触れられたことにひどく頭にきていた。
しかもこんな強引に連れ込んで・・・


「わ、私高校生なのでお酒は・・・」


「高校生・・・」


ピクッと先輩の動きが止まった。


「制服着てるの?」


「・・・はい」


「セーラー服?ブレザー?」


「・・・ブレザーです」


そして凄い勢いで俺の胸ぐらを掴みに来た。


「お前女子高生とニャンニャンしてたのか!」


「ニャ・・・?」

ニャンニャンって何だ!?


「この間・・・変な痣付けてたのアレあの子か!」


「・・・・・・・・・」


「黙ってないで答えろよおぉぉぉ!!」


「服伸びるんでやめてください」


俺の胸ぐらを掴んで原田さんは一人で憤慨している。
その間、みなみから目を離していた。
その隙にみなみは・・・


「かんぱーい」


えっ!?と思って振り向くと真琴さんたちとみなみは酒を飲んでいた。
慌ててみなみの元へ行って酒を取り上げる。


「あの、この子まだ高校生なんでやめてください」


「えーっ遥斗くん真面目ー」


「いやいや、真面目じゃなくて法律!」


「なら遥斗くんだって!」


「でもみなみは高校生なんだし・・・」


缶の重みから酒は殆ど飲まれてないと思われる。
ホッとしてみなみを見るとどこか様子がおかしいようで。


「みなみ?」


「遥斗ー・・・」


コテンと俺にもたれ掛かるみなみはきっと・・・


「もしかして酔ってる?」


「フワフワするー」


初めての酒に早速呑まれていた。
でも酔って甘えるみなみはかなり可愛い。
人前で無防備に甘えてくるのも俺が彼氏だって証拠みたいでとても嬉しい。



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