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short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「こんな男の嘘に加担するなんてお前はいつからそんなアバズレになったんだ!」
「アバズレって・・・」
「それにあの接吻・・・その男の下心がダダ漏れだったじゃないか!」
「キスは愛情の証だもん」
「キスだなんて破廉恥な単語を言うんじゃない!!!!」
「ハレンチなんかじゃない!好きだから・・・好きだからキスしたいって普通でしょ?」
「高校生の好きだ何だなんて幻想だ!」
「幻想じゃない!」
「その男だってな、お前が身体を開けば途端に興味を無くすんだ!!」
「そんな事ない!!」
「お前みたいな世間知らずがどうして言い切れる!!!!」
花火よりデカい声で兄さんが叫ぶ。
「いいかみなみ、男に取って接吻は接吻単体なものじゃない、その先に続いていくんだ!あの男がベルトを外したのがその証拠だ!!」
「・・・だから何?」
「べ、ベルトを外してあの男が何をしようとしてたのか・・・分かるかみなみ!!!」
「・・・・・・・・・」
みなみは兄さんの言葉に何も答えない。
ただ意思を持った目で兄さんを見ていた。
その目を見て兄さんは・・・
「まさかと思うがみなみ・・・その男と・・・」
「・・・好きだから繋がりたいって思うのは悪い事?」
デカい肢体がフラリと揺らめく。
「それはあれか・・・まさかお前・・・」
「私、もう子どもじゃないの」
「そ、それはどういう意味なんだ・・・」
「・・・そのままの意味だよ。子どもの付き合いじゃないってこと」
「・・・・・・・・・」
「私、遥斗と寝てる・・・もう何度も」
その言葉に兄さんがみなみの頬を叩いた。
「みなみ!」
叩かれた勢いで下を向いたみなみを反射的に庇う。
「いつからお前は・・・」
「・・・じゃあ逆に聞くけどどうしてセックスしちゃいけないの?“淫らな行為”だから?淫らじゃなきゃいいの?私遥斗とのセックスで淫らだなんて思った事ない」
「いずれ傷つくのは女のお前なんだぞ」
「どうして?どうして傷つくの前提なの?」
「高校生の付き合いが将来まで続くはずないだろ!」
「どうして決めつけるの?それに例え別れたとしても・・・私は後悔しないもん。こんなに大好きになったこと・・・後悔しないもん」
「アバズレって・・・」
「それにあの接吻・・・その男の下心がダダ漏れだったじゃないか!」
「キスは愛情の証だもん」
「キスだなんて破廉恥な単語を言うんじゃない!!!!」
「ハレンチなんかじゃない!好きだから・・・好きだからキスしたいって普通でしょ?」
「高校生の好きだ何だなんて幻想だ!」
「幻想じゃない!」
「その男だってな、お前が身体を開けば途端に興味を無くすんだ!!」
「そんな事ない!!」
「お前みたいな世間知らずがどうして言い切れる!!!!」
花火よりデカい声で兄さんが叫ぶ。
「いいかみなみ、男に取って接吻は接吻単体なものじゃない、その先に続いていくんだ!あの男がベルトを外したのがその証拠だ!!」
「・・・だから何?」
「べ、ベルトを外してあの男が何をしようとしてたのか・・・分かるかみなみ!!!」
「・・・・・・・・・」
みなみは兄さんの言葉に何も答えない。
ただ意思を持った目で兄さんを見ていた。
その目を見て兄さんは・・・
「まさかと思うがみなみ・・・その男と・・・」
「・・・好きだから繋がりたいって思うのは悪い事?」
デカい肢体がフラリと揺らめく。
「それはあれか・・・まさかお前・・・」
「私、もう子どもじゃないの」
「そ、それはどういう意味なんだ・・・」
「・・・そのままの意味だよ。子どもの付き合いじゃないってこと」
「・・・・・・・・・」
「私、遥斗と寝てる・・・もう何度も」
その言葉に兄さんがみなみの頬を叩いた。
「みなみ!」
叩かれた勢いで下を向いたみなみを反射的に庇う。
「いつからお前は・・・」
「・・・じゃあ逆に聞くけどどうしてセックスしちゃいけないの?“淫らな行為”だから?淫らじゃなきゃいいの?私遥斗とのセックスで淫らだなんて思った事ない」
「いずれ傷つくのは女のお前なんだぞ」
「どうして?どうして傷つくの前提なの?」
「高校生の付き合いが将来まで続くはずないだろ!」
「どうして決めつけるの?それに例え別れたとしても・・・私は後悔しないもん。こんなに大好きになったこと・・・後悔しないもん」