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short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
高校生らしい付き合い方・・・
意見するのも面倒なことになりそうだから黙って話を聞いていた。
「一緒に勉強したり図書館に行ったり・・・す、スキンシップは手を繋ぐくらいが限度だ」
「・・・・・・・・・」
「第一学生同士がそんな事してだ!も、もし間違いでもあったら・・・お前はどうする?」
その時初めて兄さんが俺を見た。
「・・・そうならないよう気をつけていました」
「それはお前がちゃんと避妊してたと言うことか」
「はい・・・」
「でも絶対じゃないだろう!?もしそうなった時お前はどうするんだ?堕せというのか?」
「言いません・・・そんな事」
言うはずがない、膝の上で拳を握る。
「例えばそれで子どもが出来たとして・・・お前はどうする?大学は?」
「その時は働きます」
「みなみは?みなみはどうするんだ?」
「・・・・・・・・・」
「高校生のみなみが妊娠したら学校中の噂になるだろう、近所からも白い目で見られるだろう。産むなら学校だって辞めることになるだろう・・・お前は避妊していると言った、でも絶対じゃない・・・絶対有り得ない事じゃない」
・・・兄さんの話は極端だった。
でもこんな風に言われても俺には言い返せる言葉がない。
「お前がみなみを本当に大切に思うならせめてみなみが高校生のうちはそういうのを避けてくれ、お前が言えばみなみも納得するだろう。ああ見えてあれも頑固でな・・・あの日から家に帰らないんだ」
「帰らないって・・・じゃあみなみは何処に?」
「母方の婆さんの家だ、俺の顔なんて見たくないと・・・お前の事を何も知らないのに最低だとな。一生俺と口なんて聞かないと閉じ篭って・・・皆お手上げだ」
最後、自虐的に兄さんは笑った。
「俺はみなみが可愛い、小さい頃から俺がみなみを守ると思って来たのに・・・でももう限界だ、俺じゃどうにもならん」
もしかして兄さんは俺を頼って来たのだろうか・・・
「その役目は俺が引き継ぎますよ」
ちょっといい流れに胸を熱くして言ったら兄さんに凄まれた。
「何を言ってるんだ?俺はお前を認めた訳じゃない。いいか、勘違いするな!?高校生のうちは清く正しい交際をする事が第一条件だ!それをクリアしたらお前の事を考え始めてやらない事はない!」
「・・・・・・・・」
意見するのも面倒なことになりそうだから黙って話を聞いていた。
「一緒に勉強したり図書館に行ったり・・・す、スキンシップは手を繋ぐくらいが限度だ」
「・・・・・・・・・」
「第一学生同士がそんな事してだ!も、もし間違いでもあったら・・・お前はどうする?」
その時初めて兄さんが俺を見た。
「・・・そうならないよう気をつけていました」
「それはお前がちゃんと避妊してたと言うことか」
「はい・・・」
「でも絶対じゃないだろう!?もしそうなった時お前はどうするんだ?堕せというのか?」
「言いません・・・そんな事」
言うはずがない、膝の上で拳を握る。
「例えばそれで子どもが出来たとして・・・お前はどうする?大学は?」
「その時は働きます」
「みなみは?みなみはどうするんだ?」
「・・・・・・・・・」
「高校生のみなみが妊娠したら学校中の噂になるだろう、近所からも白い目で見られるだろう。産むなら学校だって辞めることになるだろう・・・お前は避妊していると言った、でも絶対じゃない・・・絶対有り得ない事じゃない」
・・・兄さんの話は極端だった。
でもこんな風に言われても俺には言い返せる言葉がない。
「お前がみなみを本当に大切に思うならせめてみなみが高校生のうちはそういうのを避けてくれ、お前が言えばみなみも納得するだろう。ああ見えてあれも頑固でな・・・あの日から家に帰らないんだ」
「帰らないって・・・じゃあみなみは何処に?」
「母方の婆さんの家だ、俺の顔なんて見たくないと・・・お前の事を何も知らないのに最低だとな。一生俺と口なんて聞かないと閉じ篭って・・・皆お手上げだ」
最後、自虐的に兄さんは笑った。
「俺はみなみが可愛い、小さい頃から俺がみなみを守ると思って来たのに・・・でももう限界だ、俺じゃどうにもならん」
もしかして兄さんは俺を頼って来たのだろうか・・・
「その役目は俺が引き継ぎますよ」
ちょっといい流れに胸を熱くして言ったら兄さんに凄まれた。
「何を言ってるんだ?俺はお前を認めた訳じゃない。いいか、勘違いするな!?高校生のうちは清く正しい交際をする事が第一条件だ!それをクリアしたらお前の事を考え始めてやらない事はない!」
「・・・・・・・・」