この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「一年半・・・長げーよ!しかも暴行について謝罪されてねーし!」
夜道を歩きながら文句はとめどなく溢れてくる。
でも一歩は進めた気がする。
それに俺たちの為だ・・・このまま穏やかに付き合えるなら我慢するしかない。
翌日、学校帰りのみなみをウチに呼び出した。
「話ってなあに?」
何も知らないみなみはいつもと変わらず無邪気で暢気、若干気抜けしながらみなみに話を切り出す。
「実は・・・」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・」
苦しい・・・
これから一年半、エッチはおろかキスさえ出来ないなんて。
それをこれから告げなきゃならないなんて。
「みなみ・・・」
「うん」
「実は・・・」
・・・ダメだ!どうしても切り出せない!!
顔を反らして息を吐いて、またみなみに向き合って言いかける。
それを何度も繰り返すとみなみが不安そうな顔になる。
「何か・・・言いたい事があるの?」
「言いたい事ってか・・・話したい事ってか・・・話さなきゃいけない事・・・ってか」
「・・・・・・・・・」
「実はさ、実は・・・」
断腸の思いで切り出すと、スクッとみなみが立ち上がった。
「・・・聞きたくない」
「えっ!?」
「怖い!聞きたくない!!」
みなみは半泣きで俺を見る。
「いや、とりあえず聞いてくれ」
「でもこの雰囲気絶対いい話じゃないよね?」
「・・・頼む」
俺のテンションにみなみは腹をくくったような顔をした。
そして再び座ると俺が口を開く前に俺に言う。
「みなみは・・・みなみは遥斗が好きだよ」
「!」
「何があっても大好きだから・・・」
「みなみ・・・」
俺だってみなみが大好きだ!
泣きながらそんなこと言われたら抱きしめたくて仕方ない。
「・・・みなみ、落ち着いて」
「・・・・・・・・・」
ポロポロ流れる涙が健気でそんなに俺が好きなのかと胸が痛い。
その涙を拭いかけて、この雰囲気に流されたらエロい方に行ってしまうと震える手を引っ込めた。
夜道を歩きながら文句はとめどなく溢れてくる。
でも一歩は進めた気がする。
それに俺たちの為だ・・・このまま穏やかに付き合えるなら我慢するしかない。
翌日、学校帰りのみなみをウチに呼び出した。
「話ってなあに?」
何も知らないみなみはいつもと変わらず無邪気で暢気、若干気抜けしながらみなみに話を切り出す。
「実は・・・」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・」
苦しい・・・
これから一年半、エッチはおろかキスさえ出来ないなんて。
それをこれから告げなきゃならないなんて。
「みなみ・・・」
「うん」
「実は・・・」
・・・ダメだ!どうしても切り出せない!!
顔を反らして息を吐いて、またみなみに向き合って言いかける。
それを何度も繰り返すとみなみが不安そうな顔になる。
「何か・・・言いたい事があるの?」
「言いたい事ってか・・・話したい事ってか・・・話さなきゃいけない事・・・ってか」
「・・・・・・・・・」
「実はさ、実は・・・」
断腸の思いで切り出すと、スクッとみなみが立ち上がった。
「・・・聞きたくない」
「えっ!?」
「怖い!聞きたくない!!」
みなみは半泣きで俺を見る。
「いや、とりあえず聞いてくれ」
「でもこの雰囲気絶対いい話じゃないよね?」
「・・・頼む」
俺のテンションにみなみは腹をくくったような顔をした。
そして再び座ると俺が口を開く前に俺に言う。
「みなみは・・・みなみは遥斗が好きだよ」
「!」
「何があっても大好きだから・・・」
「みなみ・・・」
俺だってみなみが大好きだ!
泣きながらそんなこと言われたら抱きしめたくて仕方ない。
「・・・みなみ、落ち着いて」
「・・・・・・・・・」
ポロポロ流れる涙が健気でそんなに俺が好きなのかと胸が痛い。
その涙を拭いかけて、この雰囲気に流されたらエロい方に行ってしまうと震える手を引っ込めた。