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short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「ごめん・・・話、続けていいかな」


「・・・・・・・・・」


みなみの涙が増える。
触れたい衝動で震える手を握りしめて心を鬼に。


「実は・・・みなみの兄さんに会ったんだ・・・」


「へっ!?」


「バイト先に来て・・・みなみとの付き合い認めてくれる条件出された」


「じょ、条件・・・」


俺は頷いた。
そう、条件・・・
二人を認めてもらうための条件・・・


「みなみが卒業するまでキスもエッチもするなって・・・スキンシップは手をつなぐまでだって・・・」


「・・・それだけ?」


「あとみなみ、みなみ今家に帰ってないそうだな」


「!」


「どうして?」


さっきまで泣いてたみなみが一変、バツの悪い顔になる。


「だって・・・遥斗にあんなことして・・・許せないから」


「とりあえず家に帰れよ」


「嫌」


「みなみ」


みなみを大人だと思ったことはないけど意地になる顔はやっぱり子供だ。


「多分兄さんは俺たちがちゃんとしてれば認めてくれるんじゃないかと思う」


「・・・・・・・・・」


「確かにあの夜も野外だったし・・・可愛い妹のあんな姿見ちゃったら・・・な?俺も悪かったんだよ」


「遥斗はあんな怪我させられて怒ってないの?」


「怒ってないことはないけど・・・俺も悪かったとは思う」


やり過ぎだとも思うけど。


「だからさ、ちゃんと約束守ってずっと一緒に居られるようにしようぜ」


「・・・エッチ我慢できる?」


小首をかしげてみなみが訊ねる。
そんな可愛い顔されたら・・・!


「正直我慢できる気がしないけど我慢するしかないだろ?」


「卒業まで一年半もあるんだよ?」


「我慢するしかないだろ・・・?」


「・・・手は繋いでいいの?」


「それが限度だって言ってた」


「そっか」


みなみが俺の手を取って繋いだ。


「手が繋げればいっか」


「みなみ・・・」


ホッとしたような残念そうな顔が可愛過ぎるだろ!!!!
できれば今すぐ襲いたい。
でもまだ一年半我慢しなきゃいけない・・・


「みなみね、遥斗に別れようって言われるのかと思っちゃった。でも良かった・・・」


「別れるなんて思ったことないし、別れられるなら殴られた時点で別れてる」




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