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short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「あれ・・・えっと・・・何で俺・・・」
「潰れてたから皆が面白がってウチに置いてったよ」
日和さんは煙草に火をつける。
「何ですかそれ・・・」
「遥斗が彼女彼女言ってるから浮気でもさせてみようって悪戯じゃない?」
「はあっ!?」
何て人たちだ!
確かにあのサークルは乱れてるけど、そういうのに興味ない人間まで巻き込もうとするなんて。
「まぁ・・・終電も終わっちゃったから今夜は泊まってけば?」
「いや・・・帰ります」
「どうやって帰るの?」
「歩いて・・・」
時間は12時を過ぎていた。
そしてみなみからいくつもLINEが来ていた。
今日は飲み会だと言ってたし、風邪気味なのも知ってるから心配してくれたのだろう、メッセージの文面に罪悪感を感じた。
「遥斗って真面目ね」
「・・・先輩たちが乱れてるんですよ」
「高校の時遊んでたんでしょ?」
「誰に聞いたんですか」
「大輔」
アイツか・・・
顔を思い浮かべたら憎たらしくてしょうがない。
「凄かったんでしょ?取っかえ引っ変えだとか一日に何人とヤってたとかどこでもヤってたとか」
日和さんがクスクス笑う。
「今はそういうの興味ないし」
「ふーん・・・」
興味なさそうに紫煙を吹いている日和さんを目の端に、俺はみなみに返事を打っていた。
すると煙草を揉み消した日和さんが動いたと思った途端、気付けば俺を押し倒す。
「えっ・・・」
「ヤろうか」
「えっ!?」
目の前で艶やかな唇がストレート過ぎる文句で誘う。
そこで全くグラつかなかったかと言えばそれは嘘だ。
気持ちなんて関係なしに体は反応してしまう。
触れたい肌にも唇にももう半年も触れてない。
触れたいのはみなみだ、だけど・・・
夜中、二人きりの密室に回った酒、
目の前にはエロの塊みたいな女が「ヤろう」なんて誘ってる。
悲しいかな身体は準備万端で、日和さんの口が俺に近づいてくる。
こんな時、全くグラつかない男っているのだろうか。
迫る唇を見ながら冷静に思う。
日和さんはキスする寸前で唇を止めた。
そして下半身に手を這わせ・・・
「カチカチ・・・」
「!」
クスッと笑った。
「潰れてたから皆が面白がってウチに置いてったよ」
日和さんは煙草に火をつける。
「何ですかそれ・・・」
「遥斗が彼女彼女言ってるから浮気でもさせてみようって悪戯じゃない?」
「はあっ!?」
何て人たちだ!
確かにあのサークルは乱れてるけど、そういうのに興味ない人間まで巻き込もうとするなんて。
「まぁ・・・終電も終わっちゃったから今夜は泊まってけば?」
「いや・・・帰ります」
「どうやって帰るの?」
「歩いて・・・」
時間は12時を過ぎていた。
そしてみなみからいくつもLINEが来ていた。
今日は飲み会だと言ってたし、風邪気味なのも知ってるから心配してくれたのだろう、メッセージの文面に罪悪感を感じた。
「遥斗って真面目ね」
「・・・先輩たちが乱れてるんですよ」
「高校の時遊んでたんでしょ?」
「誰に聞いたんですか」
「大輔」
アイツか・・・
顔を思い浮かべたら憎たらしくてしょうがない。
「凄かったんでしょ?取っかえ引っ変えだとか一日に何人とヤってたとかどこでもヤってたとか」
日和さんがクスクス笑う。
「今はそういうの興味ないし」
「ふーん・・・」
興味なさそうに紫煙を吹いている日和さんを目の端に、俺はみなみに返事を打っていた。
すると煙草を揉み消した日和さんが動いたと思った途端、気付けば俺を押し倒す。
「えっ・・・」
「ヤろうか」
「えっ!?」
目の前で艶やかな唇がストレート過ぎる文句で誘う。
そこで全くグラつかなかったかと言えばそれは嘘だ。
気持ちなんて関係なしに体は反応してしまう。
触れたい肌にも唇にももう半年も触れてない。
触れたいのはみなみだ、だけど・・・
夜中、二人きりの密室に回った酒、
目の前にはエロの塊みたいな女が「ヤろう」なんて誘ってる。
悲しいかな身体は準備万端で、日和さんの口が俺に近づいてくる。
こんな時、全くグラつかない男っているのだろうか。
迫る唇を見ながら冷静に思う。
日和さんはキスする寸前で唇を止めた。
そして下半身に手を這わせ・・・
「カチカチ・・・」
「!」
クスッと笑った。