この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「いや・・・ダメだよ・・・約束は約束だから」
「触りたいのは遥斗だけじゃないんだよ」
「!」
「みなみだって遥斗に触りたいよ」
ウルウルの目でみなみが見つめる。
・・・ヤバい、今凄くモーレツに抱きしめたい。
抱きしめるだけじゃなくてキスもしたい。
それだけじゃない。みなみと深く繋がって、想いの丈をぶつけたい。
でも・・・
「ダメだろ・・・俺みなみの兄さんにはちゃんと認めてもらいたいし」
「・・・黙ってれば分からないよ」
「いや、そうじゃない・・・」
そんな小狡さはあの人はきっと見抜いてくる。
ある意味人を見る目はある人だと思うから。
「じゃあみなみから迫っても?」
「・・・・・・・・・」
「みなみが誘惑して遥斗は嵌められた・・・それでも?」
繋いだ指先をみなみが指の腹で撫でていた。
みなみなりの精一杯の誘惑なのだろうか・・・
甘いくすぐったさが全身に広がって腰が疼く。
「みなみが俺を?」
「そうだよ」
「・・・それじゃ仕方ないな」
フッと笑いながら呟くとみなみも嬉しそうに笑った。
日和さんとは一変、その誘惑はエロいというより可愛くて微笑ましい。
そして幸せさえ感じられる。
でも・・・
「仕方ないけどでも約束は約束だから」
「・・・・・・・・・」
「あと一年切ったし、堂々と付き合えるようになりたいだろ?」
「けど・・・遥斗は三月まで我慢できるの?」
「・・・するしかないだろ」
「む、ムラムラしないの?どうしてるの?」
「どうしてるって・・・」
一人で慰めてるなんて言えるはずもなく・・・
冷や汗をかく俺を見てみなみは不安そうな顔をした。
「浮気したりしない?遥斗カッコいいから相変わらずモテてるんじゃないの?」
「も、モテない」
「浮気はセックスレスが引き起こすって・・・」
「誰の言葉!?」
「サイトのお悩み相談で浮気された奥さんへ・・・どこぞの誰かのアドバイス」
「高校生がそんなん見てるなよ・・・」
浮気じゃないけど浮気のワードにドキドキドキドキ、心臓が忙しない。
「でも心配だよ」
「心配なんて必要ないって」
・・・みなみが卒業するまであと11ヵ月。
それまでは何が何でも約束を守ろうと思う。
「触りたいのは遥斗だけじゃないんだよ」
「!」
「みなみだって遥斗に触りたいよ」
ウルウルの目でみなみが見つめる。
・・・ヤバい、今凄くモーレツに抱きしめたい。
抱きしめるだけじゃなくてキスもしたい。
それだけじゃない。みなみと深く繋がって、想いの丈をぶつけたい。
でも・・・
「ダメだろ・・・俺みなみの兄さんにはちゃんと認めてもらいたいし」
「・・・黙ってれば分からないよ」
「いや、そうじゃない・・・」
そんな小狡さはあの人はきっと見抜いてくる。
ある意味人を見る目はある人だと思うから。
「じゃあみなみから迫っても?」
「・・・・・・・・・」
「みなみが誘惑して遥斗は嵌められた・・・それでも?」
繋いだ指先をみなみが指の腹で撫でていた。
みなみなりの精一杯の誘惑なのだろうか・・・
甘いくすぐったさが全身に広がって腰が疼く。
「みなみが俺を?」
「そうだよ」
「・・・それじゃ仕方ないな」
フッと笑いながら呟くとみなみも嬉しそうに笑った。
日和さんとは一変、その誘惑はエロいというより可愛くて微笑ましい。
そして幸せさえ感じられる。
でも・・・
「仕方ないけどでも約束は約束だから」
「・・・・・・・・・」
「あと一年切ったし、堂々と付き合えるようになりたいだろ?」
「けど・・・遥斗は三月まで我慢できるの?」
「・・・するしかないだろ」
「む、ムラムラしないの?どうしてるの?」
「どうしてるって・・・」
一人で慰めてるなんて言えるはずもなく・・・
冷や汗をかく俺を見てみなみは不安そうな顔をした。
「浮気したりしない?遥斗カッコいいから相変わらずモテてるんじゃないの?」
「も、モテない」
「浮気はセックスレスが引き起こすって・・・」
「誰の言葉!?」
「サイトのお悩み相談で浮気された奥さんへ・・・どこぞの誰かのアドバイス」
「高校生がそんなん見てるなよ・・・」
浮気じゃないけど浮気のワードにドキドキドキドキ、心臓が忙しない。
「でも心配だよ」
「心配なんて必要ないって」
・・・みなみが卒業するまであと11ヵ月。
それまでは何が何でも約束を守ろうと思う。