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short story
第13章 遥斗先輩とみなみちゃん 後編 / haruto
「花屋か・・・ならお母さんに赤い薔薇の花束とか作ってもらえるのか?」


お父さん!?


「やだお父さん・・・相変わらず素敵なんだから」


「俺はいつでもエッちゃんの王子だよ」


お父さんとお母さんはトング片手に見つめ合う。


「そうよ、トオルが花屋になればみなみたちの結婚式もお父さんのお葬式も華やかでいいじゃない!」


「お母さん!?俺の葬式って!?願望!?」


「・・・フフッ」


「何その笑い!酷い・・・酷いだろ?遥斗くん!」


「は、はぁ・・・」


そんな風に振られても余計どうしていいか分らなかった。
そんな夫婦の反対側で・・・


「似合ってるよ、お兄ちゃんにお花屋さん」


「・・・そうか?」


みなみがニコッと笑うと兄さんも嬉しそうに笑っていた。





それからどんどん時は過ぎ、あっという間に寒くなって年末を迎える。
兄さんはあの日宣言した通り、今年一杯で農協を辞め年明けと共に住み込み先でもある友人の花農家に居住を移した。


「寂しいんじゃないのか?」


「うーん・・・でもこれで遥斗とまたイチャイチャできると思うと・・・」


誰も居ない一ノ瀬家のリビングで、みなみが俺を押し倒す。


「!」


「遥斗・・・」


上から見つめるみなみは何ともイヤらしくてムラムラする。
でも・・・


「・・・まだ卒業してないだろ」


「だってお兄ちゃんもう居ないし」


「でも約束だろ!?俺は兄さんとの約束守るよ」


もうここまで来たら男の意地だ。
何が何でもあと二ヶ月守ってやる!


するとみなみが俺の上から消えた。
不思議に思って身を起こすと何と制服を脱いでるじゃないか!


「み、みなみ!?」


ブレザーを脱ぎリボンを外し、シャツのボタンを外すと色気のないヒートテック。
でも広く開いた胸元からは深い谷間が覗いてる。
俺の視線にみなみが気づいて恥ずかしそうに頬を染めた。


「寒いしこんな展開予想してなかったから・・・」


俺だって予想してなかったよ!
つーか展開ってよりかなり強引だし!
でもみなみの身体から目が離せない。
一年半近く見ることも触れることもなかった白い肌。
ヒートテックを捲り上げると薄い腹が現れて・・・


触れたい・・・触れたい触れたい触れたい触れたい触れたい・・・


そんな時。



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