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short story
第16章 なっちゃんの青春 / natsumi
スウィートミルクティーを注文した客はスペシャルオプションでメイドと写真が撮れる。
・・・もっともあんな安い紅茶でボッタクリもいいような値段付けてんだからそれくらい当たり前だ。
個人的にはお釣りが来てもいいとさえ思う。
お客と手でハートを作って可愛く片足なんて上げちゃったりしてはいポーズ。
写真にメッセージを書いて御主人様を泣く泣く見送る。
「早くお帰りくらしゃいね」
「うん、また来るよ。今日の写真も大事にするよ」
「絶対れしゅよ?・・・行ってらっしゃいましぇ御主人様♡」
客が見えなくなると肩の力が抜ける。
・・・あの写真、今夜のオカズとして大活躍するんだろうか。
きもいなー。
男なんてそんなもんなんだろう。
私には生身の男を好きになる気持ちが分からない。
三次元の男なんてウンコもオナニーもするし、その姿はきっと美しくない。
ハリボテメイドの中身を見抜けず鼻の下を伸ばすくらい滑稽な生き物だ。
男は二次元に限るよ・・・
このバイトを始めてつくづく思う。
―――そんな私の楽しみはバイト代で買った漫画とゲーム。
最近ハマっているのはR18の恋愛シュミレーションゲームだ。
攻略サイトはあえて見ない。
私が好きなシリーズは幕末が舞台の物語で、全キャラ攻略すると吉原の遊女、めぐみが開放される。
まさかの百合ルート!
このめぐみルートがまた泣けて・・・
友だちは馬鹿にするけど恋愛ゲームは侮れない。
夜な夜な漫画にゲームに勤しんで、学校にバイトに私の毎日はなかなか充実してる気がする。
明日は作家買いしてるエロ漫画の発売日。
男の心理を知るためにエロ漫画は欠かさない。
それは「らぶ」を作る基礎にもなっていたりする。
この通りワタクシ、なかなか勤勉でストイックなのだけど・・・
なかなか人には理解されない。
・・・もっともあんな安い紅茶でボッタクリもいいような値段付けてんだからそれくらい当たり前だ。
個人的にはお釣りが来てもいいとさえ思う。
お客と手でハートを作って可愛く片足なんて上げちゃったりしてはいポーズ。
写真にメッセージを書いて御主人様を泣く泣く見送る。
「早くお帰りくらしゃいね」
「うん、また来るよ。今日の写真も大事にするよ」
「絶対れしゅよ?・・・行ってらっしゃいましぇ御主人様♡」
客が見えなくなると肩の力が抜ける。
・・・あの写真、今夜のオカズとして大活躍するんだろうか。
きもいなー。
男なんてそんなもんなんだろう。
私には生身の男を好きになる気持ちが分からない。
三次元の男なんてウンコもオナニーもするし、その姿はきっと美しくない。
ハリボテメイドの中身を見抜けず鼻の下を伸ばすくらい滑稽な生き物だ。
男は二次元に限るよ・・・
このバイトを始めてつくづく思う。
―――そんな私の楽しみはバイト代で買った漫画とゲーム。
最近ハマっているのはR18の恋愛シュミレーションゲームだ。
攻略サイトはあえて見ない。
私が好きなシリーズは幕末が舞台の物語で、全キャラ攻略すると吉原の遊女、めぐみが開放される。
まさかの百合ルート!
このめぐみルートがまた泣けて・・・
友だちは馬鹿にするけど恋愛ゲームは侮れない。
夜な夜な漫画にゲームに勤しんで、学校にバイトに私の毎日はなかなか充実してる気がする。
明日は作家買いしてるエロ漫画の発売日。
男の心理を知るためにエロ漫画は欠かさない。
それは「らぶ」を作る基礎にもなっていたりする。
この通りワタクシ、なかなか勤勉でストイックなのだけど・・・
なかなか人には理解されない。