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short story
第18章 男の勲章/ haruto
そもそもえっちゃんとむーちゃんのバカップルぷりを目にしたのは今朝が初めてではない。


元々、仲のいい夫婦だとは思ってた。
二人は月に一度は旅行に行き、しょっちゅうデートにも行く。
デート先は飯や映画、ショッピングなどなど・・・


結婚するまでは俺の前で「お父さん」「お母さん」と呼び合っていたが、みなみが切迫早産で実家に戻っていた頃から俺の前でも遠慮なしに「えっちゃん」「むーちゃん」と呼び出した。


それは他人から身内に昇格したようで嬉しい反面、何だか居心地が悪い。
一度みなみに聞いた事があった。


「お義父さんとお義母さんって名前で呼び合ってるの?」


「うん、たまにね」


「・・・・・・・・・」


たまに・・・?


しかし俺が聞く限りしょっちゅうお義父さんはお義母さんを「えっちゃん」と呼んでいる。
お義母さんの方が「お父さん」と呼ぶ回数が多いんじゃないだろうか・・・


「ねえねえ、えっちゃん」


キッチンに立つお義母さんにむーちゃんはベッタリだったり・・・


「ねえねえ、えっちゃん」


洗濯物を干すお義母さんにベッタリだったり・・・


子供か!と言いたくなるくらいむーちゃんはえっちゃんにまとわりついている。


「・・・うちの親父じゃありえないな」


嬉しそうに幸せそうにえっちゃんを追いかけ回すお義父さん。
たまに蔑ろにされてシュンとしょげるお義父さん。
お義父さんの目にはいつもえっちゃんしか映ってない。






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