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第21章 千の夜と一つの朝 ／ haruto

指を動かすとクチュクチュと卑猥な音が生まれる。
敏感な芽を転がすと両脚の力が抜け、みなみはされるがまま感じている。


｢もうダメじゃないの？｣


｢意地悪･･･｣


｢ダメ、ダメってみなみが言うから･･･凹んだな、俺｣


ヌルりとナカに指を刺し入れみなみの好きな場所を指の腹でトントンした。


｢あっ･･･！｣


｢ここトントンするとすぐみなみイっちゃうんだよな｣


｢ふうっ･･･ああっ･･･｣


眉を歪め震えながら快楽に身を委ねるみなみ。
大きく脚を開かせて自分で抱えるよう囁くと、恥ずかしそうにみなみは従った。


みなみの大事な場所を大切に扱うと更に泉が湧き出て柔肌を伝いシーツに溢れる。


｢凄いよ･･･分かる？｣


わざと音を大きく立てると真っ赤なみなみが顔を背ける。
その首筋がセクシーでキュンとした。


｢･････････｣


みなみが無言で耐えるように首を振る。
あられもない姿を朝日の中で晒しながら恥ずかしがるみなみは爽やかにイヤラシイ。


もっと虐めたい。
俺だけのみなみが俺の前だけで乱れる姿をもっと見たい。
恥ずかしがることを沢山させたい。
そしてみなみの愛を確認したい。


｢みなみ｣


｢･･････｣


｢みなみ｣


蕩け切った目でゆっくりみなみが俺を見る。


｢イきたい？｣


｢･････････｣


乞うように頷いたのを見て俺は条件を出す。


｢俺の目、見ながらイって｣


｢･････････｣


｢イけ｣


低く命令すると、その瞬間みなみの目が大きく開く。


｢あっ･･･あっ･･･あっ、あっ、ああああああ！！｣


従順に俺を見つめたままみなみがイった。
潤んだ目から涙がポロポロ溢れた。
ヒクつく下半身の収縮が収まると指を抜いてみなみを抱きしめる。


｢キモチ良かった？｣


｢･･･恥ずかしかった｣


力尽きたみなみが胸に顔を埋めた。


｢･････････｣


可愛い･･･
なんて可愛いんだみなみ･･･