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short story
第4章 私を海に連れてって♡/haruto
この上ない興奮の裏側で、みなみの感じる顔を冷静に見ていた。
世界で俺しか知らない顔・・・
俺が教えた快楽に溺れるみなみは無条件で男の独占欲を満たしてくれる。


そっと頬に触れるとトロンとした目がゆっくりと開き、俺を見て微笑む。
二人は見つめ合い、またキスをして掻き抱き合う。


「あっ・・・イク・・・・」


「・・・イク?・・・いいよ」


「あっ・・・!」


ギューっと膣内が締まりみなみがイった。
締め付けの強さに俺も呑まれ吐精する。


結合部の脈動は俺なのかみなみなのか・・・
多分二人が同化して、身体の中で同じ動きを繰り返してる。
その瞬間一つになったと俺は感じた。


物理的に言えばセックスする時点で一つにはなっている。
でももっと深い、理屈を超えた部分で俺はみなみと繋がった・・・そう思った。





二人の脈動が静まった頃、のそりとみなみから抜き出る。
放心しているみなみの額にキスして頭の下に腕を通した。


―――波の音が聞こえる。
静かな夜だった。
腕の中のみなみから寝息が聞こえてきたのは間もなくの事・・・
それを俺は愛しいと思った。


できることなら毎日こうして眠りたい。
みなみとずっと一緒に居たい。


不意に「結婚」の二文字が浮かんだ。
もしみなみと結婚したら、こんな穏やかな毎日を過ごせるのだろう。


「・・・・・・・・・」


でもみなみはまだ学生だ。
これから就職だってする、俺だって去年社会人になったばかりでまだまだ一人前とはいい難い。


腕の中のみなみを抱きしめた。


でも・・・二人ならやっていけないこともないんじゃないだろうか。
もし「結婚しよう」と言ったらみなみはどう思うだろう。


喜んでくれるだろうか、それとも戸惑うのだろうか・・・


みなみの気持ちはよく分かっているつもりだけど万が一の事が怖い。
怖いけど・・・


気弱な俺は一つ賭けをすることにした。
今、「結婚しよう」と言ってみなみが目を覚ましたらこのままプロポーズする、起きなかったらまだ時期じゃないと今は諦める。


他人から見たらずるくて格好悪い賭けだけど、心臓を高鳴らせながらみなみの耳元に唇を寄せた。











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