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short story
第5章 あゆみおねえさんといっしょ/ayumi
「人間って可愛すぎるモノを見ると涙が出るのね・・・」
「・・・・・・・・・」
弟が引いてるのがやっぱり気に入らないがこの可愛いいちかの一瞬をとにかく目に焼き付けないと・・・!
最後は遥斗と一ノ瀬さんも入り家族写真を撮って撮影は終了。
するといちかは着物姿のままで私とお母さんの所へ駆けてくる。
「ばあば!いちかプリンセスみたいだった?」
「うんうん、プリンセスみたいだったよ」
「へへー」
照れ隠しみたいにピョンピョン跳ねる姿もこんな些細なお母さんとのやり取りも、それだけで私にとっては悶絶モノだ。
耐えきれなくて壁に伏せり「萌え」を押し込める。
「大丈夫?アユミさん」
「大丈・・・夫」
壁に伏せる私を一ノ瀬さんが心配している。
・・・叩きたいの!
壁を叩いて叫びたいの!我慢してるの!!
「ねえね、ネイルキレイって言われたよ」
「・・・・・・・・・」
声を掛けられいちかを見た。
つぶらな瞳が私を見上げている・・・
「それはいちかが可愛いからネイルも可愛く見えるのよ」
「ねえねのお顔パンダさんみたい」
「いちかが可愛いからパンダさんになっちゃったの」
いちかを抱き上げると小さな手で頬を包んでくれた。
彼氏と別れて四年・・・こんなことしてくれるのはもういちかしかいないのよ!
また涙が流れて仕方ない。
可愛いいちか、大好きないちか!!!
私はいちかとの世界に浸っていた。
後ろで冷めた顔の弟と微妙な顔の一ノ瀬さんが見ていたことなど勿論知らない。
「・・・・・・・・・」
弟が引いてるのがやっぱり気に入らないがこの可愛いいちかの一瞬をとにかく目に焼き付けないと・・・!
最後は遥斗と一ノ瀬さんも入り家族写真を撮って撮影は終了。
するといちかは着物姿のままで私とお母さんの所へ駆けてくる。
「ばあば!いちかプリンセスみたいだった?」
「うんうん、プリンセスみたいだったよ」
「へへー」
照れ隠しみたいにピョンピョン跳ねる姿もこんな些細なお母さんとのやり取りも、それだけで私にとっては悶絶モノだ。
耐えきれなくて壁に伏せり「萌え」を押し込める。
「大丈夫?アユミさん」
「大丈・・・夫」
壁に伏せる私を一ノ瀬さんが心配している。
・・・叩きたいの!
壁を叩いて叫びたいの!我慢してるの!!
「ねえね、ネイルキレイって言われたよ」
「・・・・・・・・・」
声を掛けられいちかを見た。
つぶらな瞳が私を見上げている・・・
「それはいちかが可愛いからネイルも可愛く見えるのよ」
「ねえねのお顔パンダさんみたい」
「いちかが可愛いからパンダさんになっちゃったの」
いちかを抱き上げると小さな手で頬を包んでくれた。
彼氏と別れて四年・・・こんなことしてくれるのはもういちかしかいないのよ!
また涙が流れて仕方ない。
可愛いいちか、大好きないちか!!!
私はいちかとの世界に浸っていた。
後ろで冷めた顔の弟と微妙な顔の一ノ瀬さんが見ていたことなど勿論知らない。