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short story
第1章 seventeen /haruto
「・・・で?付き合うの?」


「いや・・・俺彼女居るし乳輪のデカイ子ってあんまり好きじゃないんだよな」



翌週の部活後のクラブハウスでマネージャー相手に先日の報告。


「でも腰使いは良かったぜ」



「うわっ、サイテー」


「何とでも」


転がっていたボールで遊びながらマネージャーの・・・史織の帰りを待っていた。


「ねぇ、着替えたいから出てってよ」


「いいじゃん別に」


「良くないよ」


「そういやさ、俺たちってエッチしたコトなくね?」


「はあっ?あるわけないでしょ!?部内でそんなこと・・・噂になったらやりずらくなっちゃうじゃない」



史織は意識したのだろうか。
さっきより大きな声で俺に怒る。


それにしても俺が嫌なんじゃなくて噂になるのが怖いのか・・・



「ならさ、誰にも内緒」


「ええっ!?馬鹿じゃないの!?」


「馬鹿かな・・・俺は史織抱いてみたいけど」


後ろから抱きしめると史織は「しょうがないな」とため息混じりに呟いた。


「ホント遥斗って上手いよね」


「上手い?何が?エッチが?」


「・・・バーカ、でも本当に内緒だからね」


「言わねーよ」


「それに一度だけだよ」


「分かってる・・・一生胸にしまっとく」


クラブハウスの鍵を閉めて史織のジャージに手を掛けた。
窓から差し込む夕日で史織はオレンジに染まり、声を我慢させながら俺たちは汗だくで抱き合った。



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