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short story
第1章 seventeen /haruto
「・・・で、開き直ったらゴム顔に叩きつけられて振られた・・・と」
「振られたんじゃねーよ!別れたの!」
友人の大輔はさも可笑しげに笑っている。
「お前さー、ホント三ヶ月持たないよな」
「俺は一人と長く付き合いたいとか思わないからいいの」
「虚しくねーの?」
「虚しいか?色んな女とデキた方がよくね?」
それは本心だ。
どうせ一度限りの人生なら一人の女だけなんて勿体ない。
美味いモンは沢山味わえた方が得だと思う。
大輔はじっと俺を見てため息をついた。
「お前が本気になれる子はどんな子なんだろうな」
「俺はいつでも本気だけど?」
「いやいや、ないだろ。お前もいつか“この子しか居ない”って子に巡りあったりするのかな・・・」
「・・・どうだろうな」
どうなんだろう・・・
俺も人並みにそんな子に巡り合うことがあるんだろうか。
「ちなみに遥斗の正直な好みってどんなの?」
「好み・・・」
「外見じゃなくてだぞ!内面な」
「・・・ノリのいい子」
「・・・・・・・・・」
「エッチが上手くてエロい子」
「ビッチか」
「ビッチとか言うなよ、俺浮気とかする女ダメだから」
「・・・どの口が言うんだよ。でも俺はそんなお前の価値観をぶっ壊してくれるような子が現れることを祈ってるよ」
大輔の言葉に大きなお世話だと心の中で悪態をつく。
でも・・・
「もしかしたらもう現れたかもな」
「えっ!?」
「まぁ・・・昨日の今日みたいな状態ですが俺、実は新しい彼女ができました」
「ええっ!!何だよソレ!!」
大袈裟なくらい驚かれ、腕組みして俺は大輔に得意になって事の経緯を話し出す。
「いや・・・さ、あれから明成の女子マネに告られちゃってさ・・・あとD組の明菜ちゃんにも」
「マジかよフザけんなよ!・・・で?どっちと付き合うの?」
「両方」
「はあっ!?」
「断るなんて失礼だろ?幸いにも学校が違うし問題ないだろ」
大輔が絶句している。
甲乙付け難い可愛さの二人に告られたら、どっちか一方を振るなんて鬼畜な事俺にはできない。
「振られたんじゃねーよ!別れたの!」
友人の大輔はさも可笑しげに笑っている。
「お前さー、ホント三ヶ月持たないよな」
「俺は一人と長く付き合いたいとか思わないからいいの」
「虚しくねーの?」
「虚しいか?色んな女とデキた方がよくね?」
それは本心だ。
どうせ一度限りの人生なら一人の女だけなんて勿体ない。
美味いモンは沢山味わえた方が得だと思う。
大輔はじっと俺を見てため息をついた。
「お前が本気になれる子はどんな子なんだろうな」
「俺はいつでも本気だけど?」
「いやいや、ないだろ。お前もいつか“この子しか居ない”って子に巡りあったりするのかな・・・」
「・・・どうだろうな」
どうなんだろう・・・
俺も人並みにそんな子に巡り合うことがあるんだろうか。
「ちなみに遥斗の正直な好みってどんなの?」
「好み・・・」
「外見じゃなくてだぞ!内面な」
「・・・ノリのいい子」
「・・・・・・・・・」
「エッチが上手くてエロい子」
「ビッチか」
「ビッチとか言うなよ、俺浮気とかする女ダメだから」
「・・・どの口が言うんだよ。でも俺はそんなお前の価値観をぶっ壊してくれるような子が現れることを祈ってるよ」
大輔の言葉に大きなお世話だと心の中で悪態をつく。
でも・・・
「もしかしたらもう現れたかもな」
「えっ!?」
「まぁ・・・昨日の今日みたいな状態ですが俺、実は新しい彼女ができました」
「ええっ!!何だよソレ!!」
大袈裟なくらい驚かれ、腕組みして俺は大輔に得意になって事の経緯を話し出す。
「いや・・・さ、あれから明成の女子マネに告られちゃってさ・・・あとD組の明菜ちゃんにも」
「マジかよフザけんなよ!・・・で?どっちと付き合うの?」
「両方」
「はあっ!?」
「断るなんて失礼だろ?幸いにも学校が違うし問題ないだろ」
大輔が絶句している。
甲乙付け難い可愛さの二人に告られたら、どっちか一方を振るなんて鬼畜な事俺にはできない。