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第1章 女子会の決断

なんでスッパリの竹割り系女子の辛島先輩が、みな美を仲間内に置いているのか私にはイマイチで理解できない。

この子は新卒で会社に入ってきてからもう2年がたって、今年24歳になるというのに、ぜんぜん大人として進歩してきていない使えない女の子ちゃんだ。


私の名前は雨宮かのん。今年で2７歳になり、３年前に中途で入ったこの中堅商事会社で今は営業事務の仕事をしている。


私達女子会の励ましで望野さんは元気を回復できたのか、「今日はありがとうございました。主人が待っているのでお先に失礼させてもらいます」とスッキリとした顔になって帰っていき、いつもの女子会4人組がお店に残った。

「まっ、これであの子も大丈夫でしょう」

今回の会の目的が達せられたように辛島先輩が言う。