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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第8章 未来を照らす一番星
「―そうだと良いな」
 トスが少しだけぶっきらぼうに言う。
 でも、これは、けして怒っているわけではない。この男は照れると、わざと不機嫌になったみたいにふるまうのだ。その彼の癖をキョンシルはつい最近、知ったばかりである。
 二人ともまだまだお互いについて知らないことは多いけれど、それはこれからゆっくりと知っていけば良い。何しろ時間はたっぷりとあるのだ。
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