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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第8章 未来を照らす一番星
 人の一生に出逢いと別れはつきものだ。出逢いと違って別れは淋しく、その人が自分にとって大切であればあるほど耐え難いものだ。だが、その哀しみと心の痛手を乗り越えなければ、前には進めない。もし、トスが母の死をまさに乗り越えようとしているのならば、それはトスにとっては望ましいことだ。
 その気持ちはトスを恋い慕う女としてではなく、彼の幸せを願う一人の人間としての素直な気持ちだ。
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