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あなたとの『愛』の続きを
第2章 初めての出会い。
優太郎君と歩く道は最初は
街も明るく何もかもがキラキラとしていたが
次第に暗くなっていく。
少し不安になった私はその背中に声をかけた。
「あの…どこに…」
彼の足が止まり、私の方へと振り返る。
「何?純情ぶって…行く所なんて一個でしょ。」
…えっ…
よく見ればその奥は…属にいう
『ラブホ街』
一度たりとも、足を踏み入れたことはない。
…と言うことは目の前のこの紳士だったはずの彼は
私に何をしようとしているの…?
足がすくんできた。
カタカタと手も震える。
「早く…!」
グッと強い力で腕を引かれた。
「いやっ…」
目線を優太郎くんへ向けると、彼は優しく笑っている。
少し安心したのも束の間、その笑顔は何処かへ消えた。
女の私では到底力では敵わない。
嫌がりながらもズルズルとその街へと引きづり込まれる。