この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとの『愛』の続きを
第3章 あなたがヒーロー?
シャワーを浴びながら、今の状況を考える。
…何でこんなことになったの?
あの人が、あの時助けてくれた人…みたいだけど
この状況は…?
ま、まさか…助けたお礼に体を…っ!
どうしよう…私…キスだってまだ………
あっ。
キスは…
蘇る…優太郎君に奪われたファーストキス。
キュッとシャワーを止めると
髪をバスタオルで拭く、まだ拭ききれていない水が
ポタッと肩を伝う。
バスローブを着るとゆっくりとドアを開けた。
彼が大画面のテレビに目を向け、
タバコを加え、電話で誰かと話をしている。
「あぁ。それでいい。
…明日、俺がそっちに向かう。
朝の8時だ。あぁ。よろしく頼む。」
私に気付いたのか…
彼は早々と電話を切り、タバコを灰皿へと押し付けた。