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あなたとの『愛』の続きを
第4章 名前のないヒーロー。

「ご、ごめん…」


私を見下ろしたまま、表情を歪ませて
優太郎君はそう言った。


「離して…」



優太郎君の私の腕を掴む手の力が強まる。


「…付き合ってほしいんだ。」


私が首を横に振ると…
彼が強引に唇を寄せてきた。


「やっ…やめて下さい…」


強く抱きしめられると…
背筋が凍るほど恐怖を感じた。


涙が幾度となく頬を伝う。
その姿を見て、やっと優太郎君は
私から体を離した。


私に背を向けると
「ごめん…俺…最低だ」
そう呟いた。


私はその背中には何も声を掛けられず
そっと部屋を後にした。

まだ足がガクガクとしていたが
早く帰りたかった。

携帯には舞からの着信が何件かあった。
リダイヤルを押すと…すぐに舞が出た。


「葵っ…大丈夫!?」

「心配かけてゴメン。

…大丈夫よ〜!優太郎君とは今別れたの!
BARに行ってて気付かなかった!」


舞には心配はかけられない。
気丈に振舞わなければ…

舞との電話を切った後…
寒さで身震いを覚えて
思わずコートのポケットに手を入れた。
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