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あなたとの『愛』の続きを
第4章 名前のないヒーロー。
「名前は…昨日聞いて…
でも何してるとかどこにいるのとか…
知らなくて。」
「番号は?」
「それは知ってます。」
「電話しなさい!今すぐ!」
貸してっと京香さんは私の携帯電話を取り上げた。
そして、リダイヤルを呼び出すと
明らかに1人だけ…男性の名前を見つけ
すぐにかけ始めた。
「えぇ!?ちょっと!待ってくださいよ!」
「あっ。もしもし?」
京香さんは…何やら話をしている。
楽しそうに笑っている。
「はい。お願いしますね。」
そう言って電話を切ると私に指で
輪を作りオッケーと合図した。
「今日、7時に『L』ってお店だって。」
「えっ…彼…会うって良いました?」
「うん。その代わり私たちも同伴ね。」
そう、京香さんは可愛くウィンクをした。