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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
そして…定時であがることが出来て
私と舞は、京香さんと別れた。
真司くんと待ち合わせの居酒屋へと向かう。
私たちが着くとすでに真司くんは
店の前で立って待っていた。
「ごめんね、真司くん。」
舞が笑うと、それにつられて真司くんも笑った。
絵になる二人だと…そう思った。
「こんばんは。葵ちゃん。
奈央もいるんだ。大丈夫?」
「あっ…はい。」
少し気まずい気もしたけれど…仕方ない。
中に入ると奈央君がこちらに手を振っている。
奈央君の横に座ると、彼は笑った。
俗に行くイケメンな彼は…少し苦手だ。
「奈央から話は聞いたよ。驚いた。
副社長と付き合ってるんだって?」
「付き合ってるわけじゃ…」
「ふぅーん。」
奈央君がつまらなそうな声を出す。
「で、葵ちゃん。名前知れた?」
「…ありがとう。あの後教えてくれた。」
「ねぇ、副社長ってどんな人なの?」
舞が私の聞きたいことを先に言ってくれた。
その質問に、二人は顔を見合わせた。