この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
「俺だって葵ちゃんと仲良くなりたいよ?」
「ちょっと…」
「まぁ、相手が悪いからね〜」
そう冗談だよと言わんばかりに笑った。
「ねぇ、あの人…どう?」
「何が?」
「セックス」
「っっ!!!」
思わずストローで吸っていたカフェラテを吹き出してしまった。
「ちょっ…ゴホッ…やめてよ!」
「あっちも凄いって噂気になってさ。」
「……してない」
「はっ?」
「…まだなのっ!」
「……マジ?」
奈央君の方をチラッと見ると…
何故か彼は顔が真っ赤だ。
「…大丈夫?顔が真っ赤…」
「いや…すげぇ…」
次に彼は頭を抱え項垂れる。
「今時…出来ないって…」
「ん?」
「葵ちゃん、君…大切にされてるよ。」
何だか恥ずかしくて静かにストローを吸った。
「後…優太郎の事。
…なんかあったら言って。」
「あ…ありがとう…」
「さっ…もう0時になる。
行こうか」
2人で店の外に出ると…
店の外には路肩に車を止め
その車にもたれこちらを見つめる人。
「遅ぇよ。」
「…副社長っ!」
「仲良く喋りやがって。
何分待たせるつもりだ。」
「いたなら声をかけてくださいよ!」
「鼻の下を伸ばしてる奴に話しかけられるか。」
「なっ!!副社長!」
彼は私の腕を掴むと車へと
半ば強引に乗り込ませた。