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万華鏡
第1章 日本酒と愛しい貴方と
私に見える様に貴教さんは、指にまとわりついたそれを愛しそうに舐める。



「‥甘いね。乃里子の味だ。」



その舌使いは卑猥で。私は貴教さんの指に嫉妬する。
私を舐めて欲しい。貴教さんが欲しい。



いつの間にか羞恥心は何処かに消えて ー‥。

頭の中が貴教さんでいっぱいになる。



貴教さんの方に手を伸ばす。
私達はぎゅっと抱き合って、一つの塊のようだった。



フワッと貴教さんの匂いが鼻腔を満たす。お酒と貴教さんの匂いが混じったその匂いが愛おしくて、私を堪らない気持ちにさせる。



「中に欲しいかい?」



耳許で囁く貴教さんの低めの声に、また下腹部がジュンとなって。



私の手を取り、貴教さんはソコヘ持っていった。



スーツのズボンの上からでも解るぐらいに貴教さんのソコは張っていて。



口の中に彼の味を思い出してしまって。私はゴクリと唾を飲み込む。



早く。そう思えば思うほど、中々上手く脱がせることが出来ない。



「乃里子はぶきっちょだからね。」



そう言って。自分でズボンを下げた貴教さんの熱い自身は、意思を持つようにそそりたって。




貴教さんは私の体を軽く持ち上げ、一気に突き刺した。



「‥っ、ああああぁぁぁぁ‥」




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