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万華鏡
第2章 視姦
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その日は委員会が長引いてしまって、図書室へ来るのが遅くなってしまった。

図書館の鍵が掛かるのは午後6時。今の時刻は午後5時55分。




(間に合うかな?)




もう蒼斗先輩は帰ってしまったかもしれないけれど、返却期限の本を抱えた私は急いで図書室へ向かっていた。


3冊もあると結構な重量になるから‥。
持ち帰るのは億劫で出来れば返してしまいたかったのだ。



図書室のドアをそっと引いてみる。



その扉はまだ鍵が掛かって居ない様で、簡単に開いた。




「すいません‥。」




静かにドアを開け、恐る恐る声をかける。


西向きの窓からは、夕方で傾いてきた西日が射し込み、オレンジ色に教室を染め上げて、放課後の香りが立ち込めていた。




ーー誰も居ない。




私の声に答える人は誰も居なくて。
誰の気配をも感じさせない静けさに包まれる。




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