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万華鏡
第2章 視姦
「誰か居ますか!」



私は思わずその気配の方向に向かって声を上げた。

さっきより大きな声で。
その声は図書室中に響いたに違いないんだけれど。





「‥‥ぁん」




呼び掛けに誰も答えるものは無く、
小さなその鳴き声はだんだん艶かしい色を帯びて。




「あぁん‥。」




近づく度に子猫みたいなか細い声は艶かしい女性の矯声に変わって行く。




もしかして‥。
こんなところで‥してるの?





‥‥まさか、ね。




教室では聞こえる筈の無いその喘ぎ。





―――泣いているだけかもしれない。





だって、ここ学校だし。
こんなとこで、一人でするなんて。
鍵の掛かっていない、図書室。



図書室の時間は終わりに近付いて。
鍵を掛けにくる、司書のお姉さんにいつ見られても可笑しくない状態。



ぐるぐるとそんな事を考えながら、
耳から聞こえてくるその音の正体を否定して。





―――でも。引き寄せらるように。




否定したそのままに、声の方に進み、
そして、その奥を覗いた。





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