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万華鏡
第2章 視姦
そんなある日‥。
仲の良い友だちの涼華ちゃんから言われた言葉‥。
「あの先輩ってくるもの拒まずなんだって。桃ちゃん最近仲良いみたいけど、気を付けた方が良いよ。」
「そうゆうんじゃ無いよ。本好きの同士みたいな感じなんだ。」
私と先輩は何でも無いのに。
先輩の優しい笑顔も知らない癖にー‥。そんな気持ちからついつい先輩を庇ってしまう。
でもー‥。
涼華ちゃんから言われた言葉。
いつかの図書室での冷たい瞳の先輩を思い出し、ぞくりとする。
下半身を濡らす蜜の存在が、あれは夢じゃないことを私に教えてくれる。
私の知らない先輩。
私が覗き見た先輩。
本好きで、物静かで。
とっつきづらい印象だけれど、優しい目をした先輩に、私の気持ちは夢中になる。
知らないふりをして、見ない振りをしている先輩のもうひとつの一面が、私の躯を震わせる。
その二面性は同じ人には思えなくて。
どちらが本当の貴方ですかー‥。
放課後いつもの様に図書室へ向かう。
今日は少し遅くなってしまったから、少しだけ早足でソコに急ぐ。
カタカナの『コ』の字の形をした校舎は古い木造の作りで。
中庭には手入れされた庭木達が植えられ、花壇には花が咲いていた。
仲の良い友だちの涼華ちゃんから言われた言葉‥。
「あの先輩ってくるもの拒まずなんだって。桃ちゃん最近仲良いみたいけど、気を付けた方が良いよ。」
「そうゆうんじゃ無いよ。本好きの同士みたいな感じなんだ。」
私と先輩は何でも無いのに。
先輩の優しい笑顔も知らない癖にー‥。そんな気持ちからついつい先輩を庇ってしまう。
でもー‥。
涼華ちゃんから言われた言葉。
いつかの図書室での冷たい瞳の先輩を思い出し、ぞくりとする。
下半身を濡らす蜜の存在が、あれは夢じゃないことを私に教えてくれる。
私の知らない先輩。
私が覗き見た先輩。
本好きで、物静かで。
とっつきづらい印象だけれど、優しい目をした先輩に、私の気持ちは夢中になる。
知らないふりをして、見ない振りをしている先輩のもうひとつの一面が、私の躯を震わせる。
その二面性は同じ人には思えなくて。
どちらが本当の貴方ですかー‥。
放課後いつもの様に図書室へ向かう。
今日は少し遅くなってしまったから、少しだけ早足でソコに急ぐ。
カタカナの『コ』の字の形をした校舎は古い木造の作りで。
中庭には手入れされた庭木達が植えられ、花壇には花が咲いていた。