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万華鏡
第1章 日本酒と愛しい貴方と
一人きりで寂しく手酌でお酒を楽しむ。



鼻から抜けるその香りは日本酒独特の香りで。飲み込んだ道筋に沿って痕を残していく。



淋しさとお酒の美味しさが相まって。
気がつけば、瓶の半分位は一人で空けていた。



体がふわふわしてきて、末端から温かくなってきた。
その浮遊感が心地輸良い。



手の指の股がしっとり汗ばんで来て。



‥‥ 暑 い



パジャマのボタンを2つ上から外して。


体も少し汗ばんで。しっとりして来た。
外したボタンの隙間から入り込む空気が体の熱を少し奪っていく様が気持ち良くて、その感覚を味わった。



見えそうで見えない‥。二つの膨らみとその谷間。



ふいに、暫く主人と体を最近重ねていない、と言う事実に思い当たって。



‥‥ もう1つ、外そう‥か。



いい具合に酔いが回って。

乃里子はひとりで‥。なんて余りしたコトは無いけれど ー‥。

理性のたがが少し緩んで。



お酒のせいで熱を持つ体は全身桜色に色付いていた。

体の中心。そう‥。



恥ずかしい場所‥。その芯が中から疼いてふつふつとし始める。



「はぁぁ‥ん‥。」



誰に聞かせるでも無く、吐息が口から漏れて ‥。



ーー とろり。



疼いて仕方ないその場所から透明な液体が溢れだす感触。



さっき注いだお酒みたい ‥。




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