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悠久の恋の果てに
第7章 て
「明日の月曜日はこのまま休んで。もう一度日本の医者に行って
精密検査を受けてください。病院への手筈は済んでいます」
「はい」
「後遺症も出ない事を祈るよ」
「ありがとうございます」
「とりあえず、無事な顔が見れたから良かった」
そう言ってそこで楠さんとは別れたのだけど。
大久保さんに何と言って切りだしていいのか分からず
2人は無言のまま横浜に帰った。
「俺の家に、来る?」
おそらくこの駅が2人の家への分岐点になるのだろうと言うところで
やっと大久保さんが口を開いた。
今日、明日といつ様態が変わるか分からないから。
出来ればずっと傍に居たい。
「行きます」
そう言って大久保さんの家の方の電車に2人で乗り込んだ。
会社からそう離れていない高層マンションの一室に入って
大久保さんがドカッとソファーになだれ込んだ。
「大久保さんっ」
「うん。大丈夫。疲れただけ。心配かけてごめんな」
「いえ」
「で?聞きたい事があるんじゃないの?」
どう切りだそうか迷っていたことを
ズバリ言われて一瞬何も言えなかった。
精密検査を受けてください。病院への手筈は済んでいます」
「はい」
「後遺症も出ない事を祈るよ」
「ありがとうございます」
「とりあえず、無事な顔が見れたから良かった」
そう言ってそこで楠さんとは別れたのだけど。
大久保さんに何と言って切りだしていいのか分からず
2人は無言のまま横浜に帰った。
「俺の家に、来る?」
おそらくこの駅が2人の家への分岐点になるのだろうと言うところで
やっと大久保さんが口を開いた。
今日、明日といつ様態が変わるか分からないから。
出来ればずっと傍に居たい。
「行きます」
そう言って大久保さんの家の方の電車に2人で乗り込んだ。
会社からそう離れていない高層マンションの一室に入って
大久保さんがドカッとソファーになだれ込んだ。
「大久保さんっ」
「うん。大丈夫。疲れただけ。心配かけてごめんな」
「いえ」
「で?聞きたい事があるんじゃないの?」
どう切りだそうか迷っていたことを
ズバリ言われて一瞬何も言えなかった。