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ピンクの扉
第2章  セールスマン
「ええ、痛いくらいですよ。奥様、よければ奥様の手でこのビキニを脱がせてみませんか?」

えっ?よろしいんですか?

「はい、ただし我が社のコンドームを1ダースお買い上げくださることが条件ですが。」

買います。
だから脱がさせてくださいな。

桃子はビキニの腰ゴムに指をかけて、脱がそうとした。
しかしモノが引っ掛かりスルリとは脱がせられなかった。

「奥様、前方に引っ張ってから下に下ろしてくださいませ。でないと、引っ掛かって、大変痛いですから。」

あら?そうでしたの?ごめんなさい。こうですか?

男の言うとおりにしてみるとビキニはスルッと脱がすことが出来、怒張したモノが自由を与えられ天高く聳え立った。

まあ、ほんと張り子と同じですわね。疑ったりしてごめんなさいね。

それにしても、なんとご立派な。
うちの主人のモノもでかいんですのよ、でもあなたのモノのほうが長いわ。
それにエラの張り具合が見事。
まるでカサを開いたマツタケのようですわ。

「奥様、せっかくですから、コンドームの装着具合をお試しになりませんか?」

男の言葉が甘い囁きに聞こえる。

「ただし、もう1ダースお買い上げになることが条件ですが。」

買います。買いますから、モノに触らせて。
早く!早く!

桃子はじれったくて男の手からコンドームを奪い取り、モノを握りしめた。

あああ・・・やはり生身は違うわ。
大きさは先ほどの張り子と同じだけど、このドクン、ドクンと脈打つ熱さがないもの。
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