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ピンクの扉
第24章 3P
私が否定の声を上げないものだから
校長先生の車は
ラブホのビニールシートを捲り上げて
チェックインしてしまいました。
「さあさ、部屋へ行きましょう」
薄暗い照明の廊下を
校長先生が私の腰に手を回して
エスコートしてくれました。
「あら、先生ったら
私と部屋へ向かうときよりもご機嫌じゃない?」
PTA会長の彼女が
嫉妬まじりの声で先生をなじりました。
「昔から言うでしょ、
女と畳は新らしい方がいいってね」
古い女で悪かったわねと
ムッとした彼女は私を先生から奪い取ると
「桃子は私のものよ、もう誰にも抱かせないわ」
さあ、行きましょうと
私の背中を押すように歩きだしました。
「そりゃあないよ」
校長先生は情けない声をあげながら
私たちの後を慌てて追いかけてきました。