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英里を調教
第15章 エクストラ・ストーリー1 英里の初めてのアルバイト
「お疲れ様、ちゃんと出来たね」
「はい、でも緊張しちゃいました」
「すぐに慣れるよ。その調子でね」
「はい、ありがとうございます」
橘はポンと英里の肩を叩くと、再び書類と商品を見比べはじめた。
手に残る、柔らかい感触と、近くにいる時に嗅いだ、清楚な女子高生らしい、さわやかな香りを思い出しながら。
やがて一組、もう一組、と会計を済ませ、何とか緊張しなくなってきた頃、ちりんちりんと扉が開いた。
「いらっしゃいませ…あ、藤井君?」
「あれ、英里? 何してんの?」
「うん、ちょっと…由美子の代理で」
「ああ、ライブって言ってたの今日か」
藤井は英里とも由美子とも、同じ学校の生徒。
今は違うクラスだが、一年生の時はクラスメイトでもあった。
去年の夏にレイプされて以来、藤井には何度も犯されている。
いちばん会いたくない相手と会ってしまった。
「あれ、英里ちゃんとは知り合い?」
「ああ、同じ学校なんです」
「そうなんだ。まあ、この辺じゃみんな同じ学校になるのかな」
「そーっすね」
店長は藤井に「英里ちゃんの面倒見てあげて」と言って、少し遅い昼食に出かけた。
…二人きりになっちゃった。
英里はその気まずさを振り払おうと、何とか声をかける。
というか、黙って立ってたら何をされるかわからない。
「藤井君も、ここでバイト?」
「ああ、お前知らなかったのか。店長はオレのおじさんだ」
「え? おじさんって…苗字違うよ」
「母親のほうの親戚だからな。もうレジは覚えたのか?」
「あ、うん…何とか」
「じゃあ、オレちょっと倉庫のほう見てくるから。何かあったら呼べよ」
「うん、ありがとう…」
あれ、と拍子抜けするほど、藤井はあっさりと背中を向けた。
またほっと息をつく英里。
しばらくお客さんが来ない時間が続いた。
土曜日なのに、こんなにヒマでいいのかな。これでお金もらっちゃっていいのかな。
時計の針を見ながら、そんなふうに思っていると、藤井が戻ってきた。
「はい、でも緊張しちゃいました」
「すぐに慣れるよ。その調子でね」
「はい、ありがとうございます」
橘はポンと英里の肩を叩くと、再び書類と商品を見比べはじめた。
手に残る、柔らかい感触と、近くにいる時に嗅いだ、清楚な女子高生らしい、さわやかな香りを思い出しながら。
やがて一組、もう一組、と会計を済ませ、何とか緊張しなくなってきた頃、ちりんちりんと扉が開いた。
「いらっしゃいませ…あ、藤井君?」
「あれ、英里? 何してんの?」
「うん、ちょっと…由美子の代理で」
「ああ、ライブって言ってたの今日か」
藤井は英里とも由美子とも、同じ学校の生徒。
今は違うクラスだが、一年生の時はクラスメイトでもあった。
去年の夏にレイプされて以来、藤井には何度も犯されている。
いちばん会いたくない相手と会ってしまった。
「あれ、英里ちゃんとは知り合い?」
「ああ、同じ学校なんです」
「そうなんだ。まあ、この辺じゃみんな同じ学校になるのかな」
「そーっすね」
店長は藤井に「英里ちゃんの面倒見てあげて」と言って、少し遅い昼食に出かけた。
…二人きりになっちゃった。
英里はその気まずさを振り払おうと、何とか声をかける。
というか、黙って立ってたら何をされるかわからない。
「藤井君も、ここでバイト?」
「ああ、お前知らなかったのか。店長はオレのおじさんだ」
「え? おじさんって…苗字違うよ」
「母親のほうの親戚だからな。もうレジは覚えたのか?」
「あ、うん…何とか」
「じゃあ、オレちょっと倉庫のほう見てくるから。何かあったら呼べよ」
「うん、ありがとう…」
あれ、と拍子抜けするほど、藤井はあっさりと背中を向けた。
またほっと息をつく英里。
しばらくお客さんが来ない時間が続いた。
土曜日なのに、こんなにヒマでいいのかな。これでお金もらっちゃっていいのかな。
時計の針を見ながら、そんなふうに思っていると、藤井が戻ってきた。