この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
英里を調教
第16章 エクストラ・ストーリー2 高一の夏 英里の初体験
 達也とは幼稚園の時に知り合った。
 もしかしたらもっと小さい頃から知っていたのかも知れないけど、ちゃんと覚えているのは、幼稚園の庭で一緒に遊んでいる風景からだ。
 勉強も運動も、特別優れているわけでも劣っているわけでもなかったけど、逆にそれが親しみやすさにつながった。

 気がつけば、家が近所と言うこともあり、通園も一緒になり、小学生になっても仲良しのままだった。
 小学生の頃だから、男子と女子が仲良くするのに抵抗はあったし、周りからも、からかわれたけど、元々が活発な性格の英里は、男子の遊びにも平気で入れたし、だから達也と過ごす時間は多かった。

 小学校の三年生くらいからかな。
 達也を異性として意識しはじめたのは。

 少しずつ体が大人になるにつれ、男子と一緒ということに恥ずかしさを感じるようにもなってきた。
 達也も同様に思ったか、少し距離が出来はじめたのが、この頃。

 中学生になって、胸も膨らんできた頃には、はっきりと達也を男性として意識していた。
 相変わらず仲はよかったけど、照れくさくもあり、子供の頃のように二人で遊ぶことはなくなっていた。

 高校生になって、また同じ学校に進んだ。

 英里も達也も、取り立てて何か優れているものがあるわけでも、将来の夢がハッキリと決まっているわけでもない、普通の中学生で、だから高校も通いやすい、近くの高校を選ぶことになって、二人は同じクラスになった。

 ちょうど二年前。五月の連休の前だった。

 学校の帰りの電車で、達也と一緒になった。
 英里は嬉しかった。照れくさかったけど、たくさんしゃべった。達也も、はじめこそ気まずそうにしていたが、次第に子供の頃のようにたくさんしゃべってくれた。

 お互いの家が近くなって、寂しくなってしまって、思わず達也の手を取った。

 近所の大きな自然公園の中。
 夕方の公園は人が少なく、二人の周りには誰もいなかった。

 そこで、英里と達也は初めてのキスをした。


 二人は付き合うことになった。
/170ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ