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英里を調教
第16章 エクストラ・ストーリー2 高一の夏 英里の初体験
「あ…んん…ん…」

 目を閉じ、必死に耐えている英里は、乳首が見えているのに気付いていない。
 達也の手首に手を沿え、なんとか刺激を弱めようとするので精一杯のようだ。
 指の隙間からはみ出た乳首に舌をつけ、舌先で転がし、唇で噛み、乳輪ごと口に含み吸う。

「そんなことしちゃ…いや…あっ…ぅぅ…」

 達也は手を離す。

 英里の、手のひらにおさまるサイズの、決して大きくはない胸があらわになる。
 
 色が白くて、血管が浮き出るほど。
 乳輪は小さく、乳首の周りを小さく一周する程度。
 乳首は達也の唾液に濡れている。


 達也は英里がはじめての相手ではなかった。
 中学背時代、英里と距離があった頃、高校生の女子と付き合ったことがある。

 すぐに別れてしまったが、その彼女が達也の童貞を捨てさせてくれた。
 その女の子は、後で聞いた噂では、彼氏を作ってはすぐに別れる、ということを繰り返しているらしい。
 多分、年下の、中学生の男子とやってみたかっただけなのだと思う。
 何でも言うことを聞いてくれ、その通りに自分を責めてくれる男が欲しかっただけなのだと、今になって思う。

 それでも、達也にとってははじめての相手で、何度か体を重ねた。
 結局、達也で満足できなかったか、すぐにフラれてしまったが、女の体を知った達也は今まで以上に性欲に悩まされた。

 そして、英里と付き合いはじめた。

 小さな頃からの友達で、ショートカットで活発な英里に惹かれていないと言えば嘘になる。
 中学生の頃、何度もおかずにした。

 英里と付き合うことになった時、嬉しかったのと同じくらい、体の欲求を感じた。
 前の彼女と別れて以来、ずっと溜まった性欲を英里で発散したい。

 恋人になれば、セックスが出来る。

 だから付き合おうと思ったのかもしれない。
 英里なら付き合ってもいいと思ったし、付き合ってみて、やっぱり好きなんだな、と思うこともあった。
 でも、それ以上に、英里の体への欲望が日に日に大きくなっていった。
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