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英里を調教
第17章 エクストラ・ストーリー3 由美子の処女喪失
ちりんちりん。
入り口のドアの鈴が鳴る。
「こんちは~」
「お、由美子ちゃん、最後まで遅刻ギリギリだね」
小太りでお人よしの橘店長。
時間ギリギリでも由美子が遅刻をしたことがないのを知っているから、別段怒ったふうでもない。
見た目こそ派手になったし、口調も軽いけど、由美子は基本的には真面目な子だった。
制服のブラウスにスカート。その上にお店のエプロンをつけた由美子がレジに入ってくる。
「今日で最後だね。ちょっと寂しいけど、最後までよろしくね」
「は~い。ちゃんとお仕事頑張ります」
ちりん、ちりん。
入り口から、バイト仲間の藤井が入ってきた。
「あ、藤井。あれ、今日シフト入ってたっけ?」
「いや、お前が今日でバイト最後って聞いたから。一応顔見に来た」
「あら、何? 寂しがってくれてるの?」
「そんなわけあるか」
あはは、と笑う由美子。
バイトとしては可もなく不可もなく。
ただ長い間働いてくれた。
店長が親戚だから、藤井はバイトチーフのような位置づけになっている。
一応、長く一緒に働いてきた仲間だし、と、学校帰りの藤井は軽く挨拶くらいと思って店に寄っただけで、どうせ学校でまた会うから、とすぐに帰って行った。
今日は橘と二人で店を回さなければいけない。
夏休みになってまだ日が経っていない。
もう少しすればこのお店にも、海を目当てにやってきた人が立ち寄ってくれ、それなりに忙しい時期になる。
その忙しい時期を前に辞めるのは、ちょっと申し訳ないとも思ったけど、店長の橘は由美子の事情を聞いて、分かってくれた。
お人よしだけど、いい店長よね。
由美子は商品の入荷数のチェックをしながら、そう思う。
考え事をしていたら、また数が分からなくなってしまった。
接客やレジは得意な由美子も、こういう書類仕事は苦手で、伝票とダンボールの中の商品の数のチェックに苦戦している。
入り口のドアの鈴が鳴る。
「こんちは~」
「お、由美子ちゃん、最後まで遅刻ギリギリだね」
小太りでお人よしの橘店長。
時間ギリギリでも由美子が遅刻をしたことがないのを知っているから、別段怒ったふうでもない。
見た目こそ派手になったし、口調も軽いけど、由美子は基本的には真面目な子だった。
制服のブラウスにスカート。その上にお店のエプロンをつけた由美子がレジに入ってくる。
「今日で最後だね。ちょっと寂しいけど、最後までよろしくね」
「は~い。ちゃんとお仕事頑張ります」
ちりん、ちりん。
入り口から、バイト仲間の藤井が入ってきた。
「あ、藤井。あれ、今日シフト入ってたっけ?」
「いや、お前が今日でバイト最後って聞いたから。一応顔見に来た」
「あら、何? 寂しがってくれてるの?」
「そんなわけあるか」
あはは、と笑う由美子。
バイトとしては可もなく不可もなく。
ただ長い間働いてくれた。
店長が親戚だから、藤井はバイトチーフのような位置づけになっている。
一応、長く一緒に働いてきた仲間だし、と、学校帰りの藤井は軽く挨拶くらいと思って店に寄っただけで、どうせ学校でまた会うから、とすぐに帰って行った。
今日は橘と二人で店を回さなければいけない。
夏休みになってまだ日が経っていない。
もう少しすればこのお店にも、海を目当てにやってきた人が立ち寄ってくれ、それなりに忙しい時期になる。
その忙しい時期を前に辞めるのは、ちょっと申し訳ないとも思ったけど、店長の橘は由美子の事情を聞いて、分かってくれた。
お人よしだけど、いい店長よね。
由美子は商品の入荷数のチェックをしながら、そう思う。
考え事をしていたら、また数が分からなくなってしまった。
接客やレジは得意な由美子も、こういう書類仕事は苦手で、伝票とダンボールの中の商品の数のチェックに苦戦している。