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英里を調教
第18章 エクストラ・ストーリー4 おじさんの家で
「ん…」

 英里が吐息を漏らしながら壁に向けて寝返りをした。
 しばらく待って、まだ起きていないと確信すると、今度はこちらに向いた尻に手を伸ばす。
 
 その寝返りは、英里の精一杯の抵抗だった。
 英里は胸をまさぐられる感触に目を覚ました。

 気付かれないように頭を動かさず、そっと薄く目を開けて見たもの。
 それは新堂が自分の胸に吸い付いている光景だった。

 …どうしよう。

 落ち着いて、落ち着くの。

 英里は自分に言い聞かせる。

 このまま寝たふりを続ければ、つまらながってやめてくれるかもしれない。
 
 もうすでに新堂の性欲は止められないところまで燃え上がっているのだが、そんなことを知らない英里は、必死に寝たふりを続けた。
 何より、夜這いなんてされた経験のない英里は、こんな時、どう対処したらいいのかが分からない。
 まして、相手はおじさんだ。

 英里がそんなことを考えている間も、新堂の手は休まず尻を撫で、太ももに手を伸ばし、その上、下着越しの割れ目に触れる。

 そこはすでに濡れはじめている。

 数日間我慢した英里の体は、貧欲に刺激を求めている。
 ただ、英里の理性だけがそれを拒む。

 夜這いをされパニックになっていること。
 親戚に犯されようとしていること。

 それが快感を妨げる防波堤となって、英里の理性を保たせる。

 指先で引っ掻くように刺激され、その指のあとに染みが広がっているような気がする。
 体を固くし、必死で耐える英里のその下着の中に新堂の手が入ってきた。

 だめっ!
 また…また負けちゃう。

 ここにいる間は絶対に性欲に負けない、そう誓った、わずか数時間後。

 英里は寝たふりを続けたまま、壁に向かって丸くなるように体を縮め、指の侵入を拒む。
 
 その体勢が間違いだった。
 英里の正面には壁。体育座りのように丸まった体に手を入れる隙間などない、そう思った。
 ただそれは、新堂の方から見れば尻が丸見えで、そちらからは秘所が全くの無防備だ。
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