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英里を調教
第19章 エクストラ・ストーリー5 体育教師の身体検査
「…知りません。私じゃないと思います」
「本当か?」
「はい」
「証拠はあるのか?」
「…証拠、ですか?」
「そうだ、あれがお前じゃない、という証拠だ」
「…ありません。ならその画像を見せてください。私とは違うと思います」
「高校生にそんな画像を見せるわけにはいかないだろう」
「…じゃあ、どうしたら?」
「そうだな…」

 佐上は考え込む。
 考え込むふりをした。

 実は佐上の目的は単純で、この英里の体をいただいてやろう、としか考えていない。

 例のサイトは、今年の五月の連休に頃にはなくなっていた。
 過激すぎたのだろうか。いかにも夜逃げのように、気が付いたらサイトはなくなっていた。
 
 佐上はそのサイトをこの数ヶ月間、最高のおかずとして利用してきた。
 無料で見れるサイトの中で、間違いなく日本一過激なサイトだたっと思う。

 局部の修正はなく、犯される女の全てが丸見えだった。

 そのあたりも、サイトが急遽閉鎖されてしまった理由かもしれない。
 法律的には完全にアウトだ。

 そのサイトがなくなって佐上がどれほど落胆したか。
 代わりになるようなサイトを探したが、あんなに生々しくて迫力があるサイトは、他に見つけることが出来なかった。

 夏休みの夏期講習の時。
 柔道部の部活の後、教室から出てくる英里を見た。

 その時の驚き。
 あのサイトの女はこの生徒じゃないのか。

 サイトの中の小説に出てくる少女と特徴が一致する。
 顔こそ隠されていたが、裸の写真の少女と似ている。

 英里は覚えていないが、その時佐上はさり気なく英里のクラスと名前を聞いている。

 沢田英里。三年生。

 あんな真面目そうな、清純そうな子が、あんなに乱れるのか…

 入学した頃の英里のことはまったく記憶にない。
 ほとんど目立たない生徒だったはずだ。

 男を知って変ったか…?

 佐上の英里への興味、性欲は日増しに高まっていった。
 なくなってしまったサイトの代わりに、その中で犯されていた女を、自分も犯す。

 それは最高に興奮する思いつきだった。

 
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