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英里を調教
第19章 エクストラ・ストーリー5 体育教師の身体検査
 そして、今日。新学期の初日。夏休み中は事情があって、休む生徒もいただろう運動部も、三年生が引退して、また新たな体制になる。
 運動部としては、秋の新人戦に向けて気合を入れなおさなければいけない日だ。
 なので、他の教師は皆、部活を見るために体育教官室にはいない。

 今日がチャンスだった。
 
 佐上は柔道部へ、まずはランニング、と命じ時間を稼いだ。
 まったく部活に顔を出さないのもおかしい。

 時間的な余裕はあまりなかった。

「わかった。じゃあ、一応沢田を信じるが、教師としてもお前じゃないという確信が欲しい。分かるな?」
「はい」
「よし、じゃあそこで脱いでみろ」
「えっ?」
「あの裸がお前じゃないと、そこで脱いで証明してみせろ。身体検査だ」
「…意味が分かりません」

 佐上は少し焦っている。
 手早く進めないと、誰かがここに来るかもしれない。

「お前がここで裸になって、あの画像とは違う、というのを確かめるだけだ」
「…そんなこと、出来ません」
「そうか」

 佐上がじっと見てくる。
 がっちりとした佐上の視線の圧力は、英里にとってそれだけで十分に怖かった。

 怖いだけに、言うことを聞くわけにはいかない、とも思う。
 裸になって、それで解放してくれるか。腕力に物を言わされたら勝ち目はまったくない。

「なら仕方ないな。あの画像はお前だったと、校長に報告するしかないな」
「そんな…」
「違うというなら脱げるだろう。脱げないのは、あれがお前だから、ということだ」
「違います…」
「脱ぐなら早くしたほうがいいぞ。モタモタしてると誰か来るかもしれないからな」

 英里は必死に頭を働かせた。
 どうにかして、ここから切り抜ける方法はないか、と。

 しかし何も思い付かなかった。
 脱がなければ佐上は本当に校長に言いつけるだろう。

 そうなったらお終いだ。
 それに、もしここに誰か来るようなことがあれば、それも英里にとっては同じ結果になる。

 つまり、脱ぐしかない、ということだ。

「…分かりました。でも、本当に脱ぐだけですから」
「分かってる。脱いでみてお前じゃないと確信できたらすぐに終わりにしてやる」
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