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英里を調教
第11章 本気のレイプ
 温泉旅行から二週間ほどして、オレの家に小包が届いた。

 送り主は、あの『カメラ』だ。

 中には小説サークル渾身の、英里が主役の官能小説と、あの時撮った写真が入っていた。
 小説のほうはさすがに、オレや英里、志穂さんの名前は変えてあったが、内容はあの時そこにいたオレが、そのことを追体験できそうなくらいにリアルだった。
 写真とあわせて読めば、なおいっそう興奮する。

 英里の描写がかなり細かく、これは英里のことが気に入った『長髪』のこだわりだろう、と想像する。
 英里の知り合いが読めば、英里だと分かってしまうくらいに、細かく書いてあった。

 手紙も添えてあり、四人で力を合わせて最高の一作が出来た、英里や志穂さんによろしく、と書いてあった。
 手紙の一番最後には、こう書いてあった。

「これだけの出来の作品を発表しないのはもったいない。ネットで公開してもかまわないか」


 オレの部屋でその小説を読んだ英里は、途中で投げ出した。
 オレに強制されて、涙を流しながら最後まで読み、自分の写真を見ながらオナニーさせた。

 オレは志穂さんにメールを送り、英里が帰った後、深夜に家を抜け出し志穂さんの部屋に小説と写真を届けた。
 志穂さんは小説の内容や写真に興奮し、オレ達はそのままセックスをした。

「ネットで公開したいって書いてあるよ」
「はい、さすがにまずいですよね。しても面白いかなって思いますけど」
「いいんじゃない。出てるのが誰だか分からないように、もうちょっとだけ手直ししてもらえば」

 次の日オレは手紙に記してあった『カメラ』の家に電話をした。

 オレと志穂さんの身元が分かるような描写を一切入れないことを条件に公開を許可すると、『メガネ』は大いに喜び、すぐに手直しする。ネットに公開する前にもう一度チェックしてくれ、と張り切った。

 そして、オレはもう一つ条件を追加した。
 同時に写真も公開すること。
 ただし、英里の写真のみ。それも顔が分からないようにすること。

 『カメラ』は、その提案に驚いていたが、これでサイトへのアクセス数も伸びると思ったか、それも了解し、すぐに写真を編集する、と請け負ってくれた。

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