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第11章 本気のレイプ

　それから、さらに一週間ほど。つまり今日。

　オレが電車内で、ノーパンの英里の下半身を弄んでいると、『カメラ』からメールが届いた。
　メールにはリンクが貼ってあり、その先では彼らの最高傑作が展開されていた。


　そのサイトでは、あの旅館でのことを元にした小説と、かなり過激な英里の写真が載っていた。
　口と前と後ろを同時にふさがれている写真や、中に出されたものが流れ出している、アップの写真もあった。
　最後に露天風呂で全員の精液を顔にかけられた写真は、それだけで誰か分からないくらい、顔が隠れていた。
　写真は顔をボカす以外は無修正だ。
　英里の胸も割れ目もばっちり見える。
　小説での細かな描写で、これが英里だと気付く人もいるだろう。

　あの英里が、こんなことをしているのか、と見た人は思うはずだ。

　英里にはこのサイトは内緒にしておいた。
　知らないままに男のおかずにされ、好奇の目で見られることになるだろう英里。

　オレの計画も思わぬ形でずいぶん進んだ。


　それから一月ほど。
　何も知らない英里が男達の視線を集めまくっていた頃、『カメラ』を通して一人の男がオレに連絡をしてきた。
　男はアダルトビデオのメーカーのプロデューサーだった。

　あの小説を映像化したいのだという。
　小説を書いたのはサークルの人達だから、そっちの許可が取れればオレは別にかまわない、と言うと、その男は、

「英里を女優にして撮りたい」

　と言った。

　さすがに高校生はまずいのでは、と聞くと、完全受注生産にしてお得意様にしか売らないから大丈夫だという。
　確かこのメーカーは、犯罪すれすれのきわどい内容の作品をつくっているメーカーだが、裏では、そうやって常連向けに非合法なビデオを作っているらしい。
　その中には、高校生だけでなく、中学生のものもあるという。
　その売り方なら、知り合いに絶対にバレることはないから、と男は言い、サンプルとしていくつか作品を送ります、と言った。

　後日、メーカーからＤＶＤが届き、見てみると、確かに高校生や中学生くらいの女の子が出演している無修正の裏ＤＶＤだった。