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回想ディスコ
第2章 「裕子の場合」
突然ホールが暗くなってミラーボールがまわりだすじゃない、そうすると
すかさず男がやってきて私の手を取るの。
まだ声もかけていないのに、うふふ!
手を引っ張って体を密着させてから踊っていただけますかって、
耳元で囁くの。
もう踊ってるじゃないって、私も耳元にお返しして。
顔もろくに見てない男に全身あずけてさ。
あれ、踊るってよりも抱き合って揺れてるだけだったよねぇ。
結構卑猥よね、だってみんなに見られながら前戯してるみたいなもんじゃない?
チークになると相手のいないヤツはみんな座っちゃう。
ホールの真ん中に2~3組の男女が腰付き合わせて揺れてる姿を
暗い中からたくさんの眼が見つめててさ、ちょっと興奮しちゃうよね、アハ!
そんな時のお話なんだけど・・聞いてね!