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回想ディスコ
第2章 「裕子の場合」
「へぇ~!やってくれるわねぇ!」
ショートボブの女が裏返った声をあげる。
他のみんなもそれぞれの表現で裕子さんの懺悔に拍手を送る。
隣りに座る私は体が引けて言葉は見つからず
ただただスゴイ!としか言えなかった。
「で、その後はどうしたの?ホテル行ってそれっきり?」
フサフサヘアの男が訊ねる。
「そのあと1年くらい、セフレしたわね。だって相性が・・
すっごくよかったのよ、ベッドの上でも!
でも・・彼といるところを恋人に見られちゃって!もう修羅場よぉ!
で、結局両方と別れちゃったわ。これぞ若気のイタリってやつよね・・」
そのあと裕子さんは、
今じゃ良き妻良き母なのよ、これでも・・と付け加えた。