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回想ディスコ
第1章 思い出の扉をあけて
「女性のお客様はおひとり様4000円になります。
 お飲み物はフリードリンクですが、フードは別料金になり・・」


リストバンドでチェックして後で会計だと説明された。

・・え~?4000円?
それでドリンクだけ?高っかくなったなぁ・・


「ではお荷物お預かりいたしますね」

コートを渡し、バッグは、中からハンカチとケータイを取り出してから
カレに預けた。

昔だったらとにかくタバコ、だったけど、
健康のため、そして節約のために15年前に止めた。
ほんとうは、ケータイなんか持たなくてもいいと思うのだが
今時は知りあったらまずアドレス交換、なのだろうからと一応持ってみた。
とにかく、ハンカチさえ持っていれば。
それは今も昔も変わらない。


さっそくホールに入ると・・

わぁ!あの頃とおんなじ造り!
忠実に再現されてるじゃない!
天井のミラーボールも、それに光を当てるライトも、変わってない。
ホールを取り囲むようにしてソファが並んでいるのも
あの頃と変わらぬ風景。そして・・

奥にはガラス張りの・・VIPルーム!
いやぁ~なつかし~!
別のディスコで芸能人がVIPにいるところ、見たっけなぁ・・
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