この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
回想ディスコ
第1章 思い出の扉をあけて
まずは、なにか飲みましょ!
バーカウンターに肘をついて、
モスコミュールと、これまた懐かしいカクテルを一発目に注文した。
20代の頃はまだビールのおいしさってわかんなかったのよねぇ。
だからカクテルばっかり。
モスコミュール、テキーラサンライズ、シンガポールスリング・・
大音量の中でバーテンさんは、無言の笑顔で返事する。
あらまあ、なんてイケてるのかしら!
思わず中年の色気溢れる眼差しでウィンクしてしまった。
それを見た彼は、
フフッと笑っただけだった。
ただ笑われただけ、だった。
気を取り直し、空いているソファに腰掛けて
体を揺する面々を眺めながら音楽と、
そこから生まれる懐かしさにしばし浸った。
♪♪♪~・・
EW&Fのセプテンバーがかかると自然と体が立ち上がる。
ドリンクを置き去りにして、
片手にケータイ、片手にハンカチを握りしめながら
ホールの真ん中に躍り出る。
同年代やら若いコやら、
ひしめき合う中で私も体を揺らし、リズムに乗った。
バーカウンターに肘をついて、
モスコミュールと、これまた懐かしいカクテルを一発目に注文した。
20代の頃はまだビールのおいしさってわかんなかったのよねぇ。
だからカクテルばっかり。
モスコミュール、テキーラサンライズ、シンガポールスリング・・
大音量の中でバーテンさんは、無言の笑顔で返事する。
あらまあ、なんてイケてるのかしら!
思わず中年の色気溢れる眼差しでウィンクしてしまった。
それを見た彼は、
フフッと笑っただけだった。
ただ笑われただけ、だった。
気を取り直し、空いているソファに腰掛けて
体を揺する面々を眺めながら音楽と、
そこから生まれる懐かしさにしばし浸った。
♪♪♪~・・
EW&Fのセプテンバーがかかると自然と体が立ち上がる。
ドリンクを置き去りにして、
片手にケータイ、片手にハンカチを握りしめながら
ホールの真ん中に躍り出る。
同年代やら若いコやら、
ひしめき合う中で私も体を揺らし、リズムに乗った。