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回想ディスコ
第3章 「正弘の場合」
翌週は行かれなくて、その次の週の金曜日、そう2週間ぶりに
ワンダーランドに出没した。
え?ああイブサちゃん?まあ普通。
特にどうってことはなかったね。
また機会があったらよろしくね、なんて言ってたけどね、えへへ・・!
その夜もシャネちゃんは来てたな。
お互い姿を見つけると、まるで友達みたいに自然な感じで歩み寄った。
「こんばんは・・先週はいなかったわね」
・・お、一応オレのこと、探したんだ・・
「ああ、ちょっと野暮用でね、来られなかったんだ。
あ、もしかして、オレのこと、探してた?」
上から目線で見下げると、プイッと頬を膨らませるシャネちゃん。
けっこう・・かわいいじゃん・・
「別に!探してなんかいないわよ!それより
踊ってほしいなら素直にひざまずいたら?」
腕を組んで頭を振って髪を払う。
その小生意気な仕草はまたまたオレのハートをくすぐった。
「そっちこそ、試したいんじゃないの?オレのあれ・・!
イブサちゃんに聞いたんだろ?」