この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
回想ディスコ
第3章 「正弘の場合」
そう言えば絶対反論してくるだろう、と思ったのに、
何も言わずに鼻を鳴らしたってことは・・
「イブサは良くても私はわかんないじゃない、気に入るかどうか。
ほんと、調子に乗ってるよね、あなた!えっと・・なんて名前だっけ?」
「オレは・・ロッキー!」
適当に答えた。
だってどの女にも名前なんか名乗ってないからさ、ちょっと照れくさくて。
だからオレの好きだった映画の主人公の名前を拝借!
その適当さはすぐにバレたんだな。
シャネちゃんはすごい目でにらんじゃってさ。
でも自分だってシャネとかふざけた名前じゃないか・・
「じゃあロッキーさん、お願いしたくなったらいつでもいらっしゃい!
ホールの真ん中でひざまずいてお願いしたらベッドの相手までしてあげるわ」
わざとらしく髪をかきあげて、お尻ふりふりしながらホールの中に消えていった。
お互い意地の張り合いだな・・
おかしくなって、一人で笑っちゃったよ・・